2007.05.27
ホテル・ルワンダ
ルワンダの民族紛争。
フツ族とツチ族の憎みあい。
その大量虐殺の対象となっているツチ族を
フツ族であるホテル支配人ポールがかくまって助ける。
ポールは奥さんがツチ族だし、近所にツチ族の人も多く、
民族紛争をなくしたいと思っている。
そういう人も少なくないだろうに、
虐殺に走る民兵の力や、そっちに加わる人の力が圧倒的。
それはきっと、長いものに巻かれていたほうが、ラクだから。
そんな中で最後までツチ族を守ったポールの人間性が素晴らしい。
虐殺シーン、大量の死体、銃を撃ちまくる民兵、
賄賂をもらわないと仕事しない警官、
自国の人だけ救出して逃げてしまう外国の兵士・・・
見ていてツライ映画である。
あまりにも自分の知識がなくて、
遠い国の話としてしか捉えられなかったが
この映画でかなり生々しく感じることができた。