2006.11.13
愛と哀しみの果て コレクターズ・エディション
原題は『Out Of Africa』
なんでこの邦題になったのか、見終わってからも、わからない。
アカデミー賞7部門受賞ってので借りてみたけど
2時間40分と長いし、展開が遅くて、ちょっと飽きてしまう。
でも、実際のストーリーを元にしたとなると、
“現実”ってこういう感じでダラダラと変化していくよなぁーと妙に納得。
そういった現実感を、ある意味、非常によく感じることができる。
アフリカに住むデンマーク人と、キクユ族の交流や
植民地化が進んでいく中での仕事環境の変化が描かれている。
もともとなんとなく元恋人の弟と結婚したカレンだが、
コーヒー農園がうまくいかず、病気などが重なり、うまくいかない。
結局、元の通りの友達という微妙な関係に戻るのである。
そんなとき、ハンターを生業とするデニスの自由さに惹かれるが、
そちらでも愛を束縛することができず、寂しい日々。
自由でいたい男に結婚を強いるのは、無理なのだ。
テキトーに生きてるようだから、それゆえのゴタゴタには巻き込まれる。
でも愛は、得られない。
アフリカにいたって、そうでなくたって、同じこと。