2006.05.15
セブン・イヤーズ・イン・チベット
登山映画ではなく、チベットの信仰の映画。
平和主義と、言うだけなら簡単だが、実践は難しい。
困った人を助けるという、単純な理由だけで
宗教上禁じられていた外国人を受け入れた。
ハラーはダライ・ラマに知識を与え、
信仰や考え方について教わる。
登山中に離婚を言い渡され、まだ見ぬ息子には拒絶され、
絶望の中で拠り所がなく彷徨っていたのだろう。
平和を愛する心があふれたチベット。
確実にハラーの心の棘も柔らかくなっていった。
ダライ・ラマとの心の交流を通じて。。
平和を愛する心に素直に感動し、
戦う意志のない者に戦争を仕掛ける残酷さを見た。
人を憎むことすら知らない人を殺そうとするなんて・・・
チベット問題は本当に複雑ですからね。
例の中国の人たちの行為のシーンは
ハリウッドに抗議がいったそうです。
リチャード・ギアは敬虔な仏教徒なので
ダライ・ラマ猊下にあわれたことがあるそうです。
あ、僕も映画の感想をブログで書いてますので、よろしければ
お越しください。
宗教が絡む問題は、単純に善悪を割り切れないからね。
少しでもどちらかに寄れば、もう一方から非難が来る。
難しい問題だね。
ブログ、これからちょこちょこ見させてもらいます!
チベットで7年間修行すると一人前のお坊さんの出来上がりっていう映画だと思ってたけどぜんぜん違ったのね…
チベットで7年間修行すると・・・まではタイトルから出てくるとして、そこからお坊さんまで辿りつくということは、チベット=お坊さんのイメージなんでしょうか。
わたしは登山映画のイメージだったけど、ぜんぜん違ったよ。
ここでは、③の事件1950年の「チャムド戦役」をとりあげる。
中国共産党が率いる「人民解放軍」は、1949年に中華人民共和国を建国。翌年10月にはチベットの州都チャムドへ軍事侵攻、チベット軍はひとたまりもなく敗走、中国は首都ラサに進駐する。
以後、1959年まで、チベット国内からおきる独立運動や、中国のダライ・ダマ懐柔策、インドの仲介姿勢など複雑な政治的つばぜり合いがあるが、結局ダライラマ14世はインドに亡命し・・・
この中国によるチベット支配をなんと考えるか。今日「共産主義による人民解放」などと考える人は先ずいない。
そこで・・・いわゆる中国の中華思想。この思想、というより周辺諸国、民族に対する優越意識は、その言葉に端的に表れる。
①中華(華夏、中国)とは、中心の華=地理的文化的中心を意味し、
②周辺諸国は、東夷、西戎、南蛮、北荻などと読んで、蔑視する。
以下略