2005.12.24

グッド・ウィル・ハンティング

才能がありながらも過去の傷を拭いきれず、
人生を考えることをやめた青年。

教授も認める天才だけど、
そのことよりも重要なことが本人の心にはある。
過去と現在の自分を全てありのまま受け入れてこそ、
次のステージへ進める。

過去は傷かもしれないけど、その才能も過去に得たもの。
過去を否定してしまうと、才能も否定してしまう。
その2つは切っても切れない関係で、
才能だけを有効に活かすことなんて考えられない。
過去を封印することで、心の平穏を保っているつもりになる。

同じような過去の傷はなく、天才でもない私だが、
そのような過去と能力の関係については、共感するところが多い。

自分を認めるためには、他人に受け入れてもらうことが必要。
次に進む勇気は自分一人もがいても得られず、他人からも得られない。
人間関係の中で築かれていくものなのだろう。
そのような自分と他人の関係も、共感するところが多い。

この映画を青年の葛藤なんて言葉では片付けられない。
私自身もまだその真っ只中にいるように思う。
こういった思いはいつまで続くのだろうか。


2005.12.24, 00:00 / ☆☆☆☆☆
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