2005.03.27
イル・ポスティーノ
高校のときの国語のマサ先生が
『「イル・ポスティーノ」を観よ!』という題で江南通信を出していた。
平成8年11月21日。今でもコピーを保存してある。
映画に縁がなかったので、学校の先生から映画を薦められたのが衝撃で
いつか見ようと思っていて、数年前に1度レンタルして見たが、
やっぱりもう1度見たくなって、急遽レンタル。
詩という過程で言葉を選んでいく様子がうれしい。
人間は言葉を持っていて、比喩も隠喩も持っている。
それを生み出せるか、どう使うかは人それぞれ。
感情や情景を思い起こすことのできる言葉が生まれることの喜び。
おそらく先生はこれに感銘を受けたのだろうと思う。
前回見たときよりもおそらく受けたものは大きいと思う。
じっくりと味わい深い。
この作品の直後に主役の俳優がこの世を去っている。
体調不良にも関わらずそれを押して挑んだものだということだ。
それだけの魂が込められていることを、感じることができる。