2010.12.29
パークチルドレン
パークチルドレン
著: 石野文香
閉鎖した遊園地、家庭や人間関係に事情を抱えた子たちが、
その事情を隠したまま、子どもだけの楽園を守っていた。
昔あった遊園地での事故、そこで亡くなった警備員、
助けられた子ども、その子が助けた子ども、・・・
最終的には命というテーマなのだが、
親子関係だったり、恋愛だったり、いろんなストーリーがある。
生きているのだから、当然全て、命につながっていく。
他人の分まで頑張らないと・・・という気持ちとか、
親に男のカッコして育てられた女の子とか、
共感できてしまうところが多々あったり。
誰が話してる?何歳くらいの子?ってわからなくなる部分もあったけど、
一気に読めてしまう本であった。
小学館文庫小説賞だそうだ。