2019.07.28
存在のない子供たち
存在のない子供たち 気になってた映画、一部で公開されてたので新宿武蔵野館まで行って見てきた。 レバノンのスラム街でひっそりと暮らすゼインくんの一家。 子供たちは学校にも行かせてもらえずに、 商店の雑用を手伝ったり、路上で物を売ったりして、生活費を何とか稼いでいた。 ゼインと年の近い妹が、商店のオーナーと無理やり結婚させられ、 それに怒ったゼインは家出をするが、仕事もお金も食べ物もなくて放浪する。 どうしようもないと諦めて何もしない両親、 生きるために必死でお金を稼ぐし、モノを盗んででも妹を結婚させないようにするゼイン。 子供が必死に物を売るのは、ただ旅行をしているだけでもよく見る光景。 路上で子供をダシに物乞いをする姿もよく見かける。 そういったことの、裏側にある世界。 これは実話か??と思わせるような、リアリティがあった。 でも、話自体は実話ではなくて、 キャストはほぼ全員が、同じような経験をしている素人から選ばれたという。 撮影終了後に移民として認められ、教育を受けているというのは嬉しい。 本当は、キャストだけじゃなくて広まらなければいけないし、 日本だって、もっと関わらないといけないんだろうけど。。。 自分が何もしてない、という現実に心が痛む。