2017.10.22
誘惑のアフロディーテ
スポーツ記者のレニと、画廊オーナーを夢見る妻のアマンダ。
仕事に熱中していた二人には子どもがいなかったが、突然子供を欲しくなったアマンダが養子をもらってきた。
その子がとても賢かったため、親が誰なのか気になったレニは、隠れて実の親を探す。
盗み出した情報で会ってみたら、母親は娼婦だった。
ギリシャ神話の舞台みたいなミュージカルっぽいのが、時々はさまってきて、そこがストーリーの核心を語る。
イヤな感じはないんだけど、なんだか不思議な構成。
娼婦だって、なりたくてなったわけじゃなくて、
子どもだって、手放したくて手放したわけじゃなくて、
夫婦仲だって、冷えさせようとしてそうしたわけじゃなくて、
そのときどうしようもなかったことの塊で、ただそうなっているだけ。
そんな不条理感が、深刻じゃない感じで描かれていて、味わい深い。
最後にハッピーエンドになると、いろいろあっても人生は人生って思える。
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