2017.05.14
メイデントリップ 世界を旅した14才
最年少でヨットの単独世界一周をした少女のドキュメンタリー。
幼い頃にヨットで生活し、その生活に戻りたくて父を説得し、お金や機材を集め、自分で計画し、
一度は子育て放棄と思われて計画が頓挫したものの、1年かかってOKになり、晴れて海へ。
14才でヨットの知識も海の知識もあって、素晴らしい。
ヨットでのカメラは自分で撮っているので、本当に大変な嵐のときなんかは撮られていない。
無寄港じゃなくて、島があったら寄って入国して、その土地の文化に触れる。
そういった場所での心の成長も、しっかり含まれている。
普通に14才で世界一周ということだったとしても、なかなかすごいのに、ヨットだもんなぁ・・・
行き先も自分で決められるし、自分の力が足りなかったら死んでしまうくらい、責任も負っている。
これ以上の自由はない。
それを知っていて、それを望んで、実行しているのだから、すごい。
2年かかって、1周したときには16才。
オランダから出発したからって、オランダに帰りたいわけじゃないから、
その先のカリブで一周にするってのも、自由でいいな。
そしてその後の航海でちゃんと生まれた地であるニュージーランドに行ったのもいいな。
最初の世界一周のときに寄らなかったからって、大事じゃないわけじゃなくて、
彼女にとっては海が日常だから、またあとでくればいい、っていう気持ちがあったんだろうな。