災難×2
一度窓とドアを閉めて、蚊はパッと見いなかったので、寝た。
ふと痒くて目が覚めたけど、そのあとは室温も下がったようで5時頃まで眠れた。
でも起きたとき、腕が痒くて痒くて、掻いたら熱くて、イライラ。
ふらふら飛んでる蚊がいたので、ヤツにちがいない。
これは想定内。
7時半に朝食だと言っていたので、少し前から窓などを開けて涼み、
ちょうどくらいに荷物の支度を終えて、部屋を出る。
昨日の晩御飯の時はちょうどに用意してくれてたのに、今日はいない。
というか、作ってるような音もしないし、静寂。
他の客がいないことは薄々気づいていたが、もしや誰もいない?
でも1つ脱ぎ捨てたビーチサンダルがあったので、もしや寝坊?と疑う。
オーナーの部屋らしきところに声をかけてみるが、無反応。
ドアを叩いても、ドアノブをガチャガチャしても無反応。
ホテルの外に出る門もゴッツイ鍵がかかってて、出れず。
テレビもないし、Wifiも朝になったらまた落ちてたので、暇。
8時を過ぎて、向かいの小学校に生徒が続々とやってくる。
送迎のバイクでだいぶうるさいのに、それでも起きてこない。
いろいろ漁ってみて、窓が空いてるところがあったので、
スマホのアラーム音を大音量で鳴らして突っ込んでみたが、無反応。
いくら暇な日だとは言え、こういう過ごし方はイヤ。
8時半になったら書き置きして、塀を乗り越えて外に出ようと決めた。
書き置きの準備と、支払いしてない分のお金を用意して、
乗り越えられそうな塀を探す。
門のところでガチャガチャしてたら、外を歩いてる人に声をかけられた。
外に出たいけど、ロックされてて、中に誰もいないっぽいって伝えたら、
隣の人に助けてくれるよう言ってきてあげる!と。
あぁ助かる!
すぐに隣の家の人が塀を乗り越えて入ってきて、オーナーの名前を呼んでくれた。
どうやら私がアタックしていた部屋で正解だったらしい。
しばらく無反応で、どうしようねぇという顔になったが、中で物音がしたらしく、
中の人とやり取りをして、私に向かってもう大丈夫だよ、って。
助けてくれた人が受け取った鍵で門を開けてくれて、やっと経路確保。
オーナーは身支度を整えに、また部屋に戻ってしまった。
助けてくれた人はトゥクトゥクのドライバーをしてるらしく、
私のこれからの予定(両替をしてからバス停)を聞いて、300でどう?と。
渋ってたら250というので、お願いした。
やっとオーナーが戻ってきたが、朝食はもういいやって伝えて、
払ってなかった分を少し値引きしてくれて、バイバイした。
イイ人だったんだけど、寝坊しすぎ~。
両替をして、ミンネリアに行きたいならトゥクトゥクで送るよ~って。
そのあとダンブッラまで送って4000と言ってきたので、いいかも?と思ったが、
ミンネリアで象を見るためにはジープを別途借りないといけなくて、
それに6000くらいかかるということだったので、ミンネリアごと諦めた。
バス停まで送ってくれて、ダンブッラ行きのバスを探してくれた。
私を助けてくれた人なので、チップ込みで300を渡して、バイバイ。
教えてもらったバスは、まだ誰も乗ってなくて、出発まで時間がありそう。
近くの店を覗いては戻りを繰り返してたら、車掌さんにナインサーティーと言われた。
そう、ここ大事。
8:50に、ナインサーティーと言われた。
あと40分もバスで待つのはつらいので、大きな荷物をバスに預けて、店をうろうろ。
特に朝食になりそうなものはないなと思ったところでSIMカードを思い出した。
手続きをしてもらったが、ちょいちょい他の客を挟んだり、
freetel機の起動が遅いのもあって、無事に手続きが終わったのが9:15。
よかった~間に合った~とバスに戻る。
が、バスに荷物がなく、車掌さんも違う人。
バスを間違えたかと思ったけど、KANDY行きなので正しい。
車掌さんに私の荷物がないと言ったら、それはさっき出発したバスじゃないか?と。
9:10のバスがさっき出発したよって。
え?9:30じゃないの?って聞いたら、それはこのバスと。
えーーーーー!!
私の荷物!ヘルプ!ヘルプ!って、泣きそう。
大丈夫、助けてあげる、と、すぐに前のバスに電話してくれて、
私にはタクシーで追いかけるぞ!と、トゥクトゥクに事情を説明してくれた。
トゥクトゥクもちゃんとバスを探しながら走ってくれて、5分もしないで追い付いた。
トゥクトゥクにちゃんとお礼を言って、多めに100を渡して、バイバイ。
バスに乗ったら、私の荷物はそのままの場所にあった。
これだよねーって、認識はしていたらしい。
その後ずっと車掌さんの動きを注視。
ちゃんとダンブッラで目線をもらい、降りることができた。
大きいバッグも肌身離さずってのは難しいけど、気をつけないとなぁ。
なんだかんだ、スリランカ人は良い人だ。