2014.08.24

コン・ティキ

ポリネシアの人々の先祖はペルーから来た、という説を証明するため、
ノルウェーの学者トールは、実際に1500年前と同じイカダを作り、ペルーから出航した。
そして仲間と共に、困難を乗り越えながら、風の力だけで8000kmを進む。

やはり実話がベースとなっていると、熱い。

大きな丸太で組んだ筏とはいえ、エンジンがあるわけでもないし、
方向を変えることができるのは舵と帆の向きだけ。

そんな中で太平洋に出てしまえば、大陸に流れ着かなければ遭難するし、
波を乗り越えるのも、クジラやサメを避けるのも、非常に難しい。

でも、冒険心を持った男たちは、出発してしまった。

もう引き返せないという状況で、どれだけ気持ちがやられたことか。

唯一海に関して素人だった冷蔵庫販売員は、危なっかしい行動が多いし、
精神的にやられて自暴自棄な感じになってしまったり、チームワークを乱していた。
でもそれが、普通の人間が冒険に出たときの姿なんだと思う。

海に漂流するなんて、普通の精神力じゃできない。
しかも、独り身じゃなくて、結婚して子どももいてという立場で・・・

だから、最後は熱かった。
手紙は寂しかったけど。

コン・ティキ
監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
出演者:ポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン、 アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、 トビアス・ザンテルマン、 グスタフ・スカルスガルド
収録時間:113分
レンタル開始日:2014-04-09


 


2014.08.24, 17:50 / ☆☆☆☆
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