2013.10.27

東ベルリンから来た女

西ドイツに恋人がいるが、東ドイツに住む女医のバルバラ。
西ドイツに出国しようとした結果、東ドイツの辺境の地に追いやられた。
そこにいた医療ミスをして左遷された医師アンドレは、バルバラに思いを寄せる。

脱走しないように、役人に監視され、身体チェックまでされて生活する。
西に行きたいという希望は、ただの犯罪扱い。

でも、バルバラは西へ行きたいという希望を捨ててはいない。

西ドイツへの脱走をすると、治療中の入院患者を放り出してしまうことになる。
その葛藤はあるけど、やはり恋人と共に生活したい。

ようやく決心したところで、収容所にいる元患者の少女ステラが脱走して、バルバラの元に辿り着く。
そうなってくると、決心がまた揺らぎ、葛藤する。

西と東が分断されていること自体、バルバラのせいではないし、彼女にとってどうしようもない。
そういうどうしようもないことに振り回されると、気持ちが暗くなる。

『東ベルリンから来た女』というタイトルだったので、西に逃げた後の話かと思ったけど違った。

東ベルリンから来た女
監督:クリスティアン・ペツォルト
出演者:ニーナ・ホス、 ロナルト・ツェアフェルト、 ライナー・ボック、 マルク・ヴァシュケ、 ヤスナ・フリッツィー・バウアー
収録時間:105分
レンタル開始日:2013-07-03



2013.10.27, 14:33 / ☆☆☆
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