ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (著), 鈴木立哉 (翻訳)
進化型組織と書いて、ティール組織と読む。
ってことで、今よくある組織と違った、進化型の組織について書かれた本。
これといった定義があるわけではないが、組織の目的に向かって個々が判断しながら進むもの。
命令で動くわけでもなく、役割分担が決まっているわけでもなく、
個々人が自分のできることを、どう活かしたら組織が目的に近づけるかを考える。
その組織の目的も、お金とか規模拡大とかじゃない。
よりよい品物を作るとか届けるとか、よりよいサービスを提供するとか、中身の精神的なものに近い。
目的がちゃんとあって、自分に何か貢献できる能力があるなら、これはうまく行くと思えてしまう。
ただ、これは自分一人の問題じゃなく、組織の皆が同じように各自で行動を決めていくのだ。
そう考えると、サボる人がいるとか、偉そうにしてて何もしないやつがいるとか、そういうことが気になりそうだ。
それもまたわかっていることであって、その対策として、評価も全員で行うということになっていく。
もしくは自分で自分を評価し、それを他の人たちがレビューする。
そうやってピアレビューをすることで、監視の目となる。
厳密な定義のあるやり方ではないが、基本的にはこういう考え方で、うまく行ってる組織がある。
その事例を紹介しているパートが中盤に出てくる。
やり方は1つじゃない、ということもわかる。
こうして読み進めている中で、過去の組織を思い出した。
1つ前にいた職場は、順応型(アンバー)なのに、進化型になりたがってホラクラシーとか言ってたな。
ボトムアップで何か進めようとすると、トップダウンで全否定する、その繰り返しだった。
さらにその前は、完全に順応型、その前は達成型か多元型、その前は達成型、その前も達成型か多元型、かな。
今はきっと達成型の会社が圧倒的に多く、古い体質だと順応型のTHE日本って感じの組織で、
新しい感じだと多元型だったり進化型だったりというイメージだ。
こうして整理して考えてみたことはなかったが、自分が組織に興味を持っているし、
仕事をする上でもかなり重要なポイントとなっていることに気づけた。
600ページ近くある長い本だったが、読み終えることができてよかった。
満腹
土曜日に、よく行く安い八百屋さんで、
アボカド15個300円、グレープフルーツ8個200円、アスパラガス2束100円を買った。
いや、おかしいよね、この安さ・・・。
アボカドなんて、全部食べごろ。
グレープフルーツも、アスパラガスも、食べごろ。
ということで、アボカド2個、グレープフルーツ1個とか夕食に食べて、すごいお腹が重い。
ちゃんと傷む前に食べきれるだろうか。。。