2018.07.03

燕岳

金曜の夜、竹橋から毎日あるぺん号で燕岳へ。
山域に入るといくつかの停留所があり、最後に燕岳登山口・中房温泉バス停。
1つ前のバス停である有明荘が、温泉があって荷物も預かってくれるらしいと、帰りのバスで知った。

時間通りに燕岳登山口・中房温泉に到着。
水場はないとバスに乗る前に調べていたが、やっぱり汲む場所もなく、最初の水場までは400mlでやり過ごす。
ブログかなんかで中房温泉にあると書かれてるのもあったが、宿泊者限定だった。

1日目、意識してゆっくり歩いた。
だいたいコースタイムに近くて、理想的なスピードだったんじゃなかろうか。

最初の休憩場所である第一ベンチで、水場の看板を頼りに降りてたら、川?
マジでこれか・・・?と思いつつ、人がいないので自分を信じるしかない。

砂や葉っぱが入らないように、プラティパスを沈めてみるが、うまく入らない。
何回か頑張ったところで、あ!コップですくえばいいじゃん!って気づいて、そこから早く汲めた。
とはいえ、10分以上かかっちゃったな。

そこからは2kg重くなったので、歩くのも辛くなる。
タイムにも如実に出ているな・・・。

汗が顔にべったりつくのが鬱陶しかったので、汗バンド(スウェットバンド)を頭に巻いてみた。
汗が流れてこなくなって、だいぶ快適。
きっと髪が乱れて変になってたけど、外したら暑かったので、結局山頂までつけてた。

スウェットバンドはもうちょっとうまくつけられるようになっておこう。
これからの季節も活躍してくれそうだ。

そして、大量の虫。
ハエだけでなく、いろんな虫がまとわりついてきて、目や耳に入ったりもする。
これは全く考えてなくて、対策をするべきだった。

あとは、その時は気づいてなかったが、日焼け。
完全に日焼け止めを塗り忘れたのが悪いのだけど、手と顔が赤くなった。
パウチじゃなくて、適量を取れるものにしないと塗らなくなっちゃうことがわかった。

いろいろと鬱陶しいことがありつつ、合戦小屋のスイカを目指して歩く。

そしてようやく合戦小屋のスイカ、大きくて食べきれるか!?って思ったけど、
それまで水分補給があまりできてなかったから、ガツっと食べられて嬉しかった。

十分に休憩して、そこからは少しマシになったかな。
途中からは燕山荘が見えて、元気が出た。

最後の方で私の背後ぴったりを歩く変なヤツがまたいたが、強めに言って先に行ってもらった。
そいつがテントだったらどうしようと思ったが、山小屋だったようでよかった。

テントの受付をし、テン場のトイレが今使えないので、燕山荘の中のトイレを使わせてもらえることを知る。
これはラッキー。
しかも後でわかったが、全く臭くもなく、キレイなトイレだった。

テン場はまさかの雪の上。
雪がないところも4張分あったけど、すでに埋まってた。

平らに慣らさないといけないので、なるべくすでに平らなところを選ぶ。
張ろうと思ったところが、入り口の前だと注意されて、別の場所に移動した。
思えば、この判断が間違いだった。

あとできたチャラい男が、私の目の前にテントを張りやがった。
しかも、張り縄が邪魔なんでどかしてくださいとか言ってきて、それに従ったのも失敗。
(そのせいで夜中にテントが飛ばされそうになったのも、いくらかあるだろう)

さらに、入り口を向かい合わせにしてきやがった!!
どれだけマナーのないやつなんだ・・・
ウルトラライトな感じを目指してそうな装備だったけど、中身ないんだな。

今回の山行で、いちばんの失敗がこれだったな。
テントの場所選び、もっと上手くなりたい。

頭痛がしていたので、バファリンを飲んで少し休み、軽くランチをとって、
まだ天気がいまいちではあったけど、暇なので燕岳の頂上に行ってみる。

雷鳥に会えないかなーと、キョロキョロしながらゆっくり歩いたけど、会えなかった。
景色はいいんだけど、周りの山々の頂上付近に雲がかかってしまっていて、残念。

時間はたっぷりあるので、北燕岳まで歩いてみたり、うろちょろ。
そしたら雨が降ってきたので、レインウェアを着込んで、急いで戻ろうとしたら、
半分くらい戻ったところで晴れてくれた。

途中でレインウェアを脱いで、景色を眺めながら乾かす。
そのあとは雨が降ったり止んだりで、周りの世界は白くなってしまった。

カフェでケーキを食べて、ネクターを飲んで、気持ちを癒す。
17時くらいまで過ごすけど、結局また雨が降り、夕焼けもなくテントに戻る。

<1日目>
中房温泉 5:50
(水汲み 6:22-6:36)
第二ベンチ 7:03 (0:59, CT 1:00)
合戦小屋 8:47 (1:44, CT 1:20)
(スイカ)
合戦小屋 9:08
燕山荘 10:15 (1:07, CT 1:30)
(テント設営)
(ランチ)
燕山荘 12:24
燕岳 12:57 (0:33, CT 0:30)
(休憩)
(北燕岳)
(雨が降る)
(晴れてレインウェアを干す)
燕山荘 14:23

テントの中で夕食を食べて、そのまま寝る準備。
夕食は、キムチビビンバにしてみたけど、辛すぎて失敗だった。
まちおかで買ったささみパックは思ってたより美味しくて、これは正解。

フルーツで口直しをして、ノンカフェインのコーヒー牛乳を飲んで、
翌朝の分のお湯を沸かして魔法瓶に入れて、おしまい。

下が雪なわりに、全然寒くなかった。
寝袋とシュラフカバーで、大正解。

19時ごろに寝て、雨がやんだかな?と思ったら、強風でテントがバタバタ。
途中で一度、前室の紐を直したけど、またすぐに緩んだようでバタバタ。

そのあとは風でテントが揺れるたびに起きたけど、逆に言うと、それ以外は眠れていた。
2日目の早朝の天気予報はよかったはず・・と信じて待ってみたけど、風はずっと強かった。

1時に起きて、2時半に起きて、という感じだった。
隣のウルトラライト野郎は、途中でツェルトをたたんでいる音が聞こえた。
ざまーみろと思ってしまったさ。。
(朝になったら、まだそこにいたのでビビったけど。。)

4時半にサンライズなので、4時ごろから風がやまないか祈るけど、止む気配なし。

作戦を練る。

私がテントを出たら、確実にテントは飛ばされる。
外に出て確認はしていないが、もうペグも石も全部取れている感じだった。

テントの中で荷物を全てバックパックにしまい、登山靴もしっかり履いた。
その状態で外に出て、ポールを抜く間はバックパックの重さだけで耐えられることを祈る。
ポールの端が雪に埋まってたせいか、抜くのに少々手間取ったが、無事にポールを抜くことができた。

ペチャンコになったテントの上に、バックパックで重し。
多分飛ばされない状態を作ることができた!!

もうすでに日は昇っていた。
1,2分、出遅れてしまったけど、でも見ることができてよかった。

感動するくらいの赤くてキレイなサンライズ。
そして、雲海。
そして、槍ヶ岳。

キレイだった。

しばらく写真を撮って、ゆっくりする。
そして、テントを撤収してしまう。

予定では7時に出発するつもりだったけど、まだ早すぎる。
外のベンチで朝食のフルーツグラノーラを食べて、のんびり。

まだ1時間くらいあったので、もう一度燕岳の山頂に行く。
これが大正解。

最高の景色を堪能できた1時間だった。

7時ごろから下山開始。
終わってから思えば、これでも早すぎて、大天井岳への稜線を散歩したりした方もいたらしい。
私もそれやればよかったな。

下りは意識してゆっくり歩く。
新しい膝サポーターも、ちゃんと効いてくれていた。

たくさんの人に抜かしてもらい、コースタイムよりやや長い感じでゴール。
予定よりは20分くらい長くなったけど、全然問題なし。

<2日目>
(荷物しまう) 4:00
(テントのポール抜く) 4:30
(サンライズ見逃し) 4:32
(テント撤収) 4:57
燕山荘 5:59
燕岳 6:17 (0:28, CT 0:30)
(休憩)
燕岳 6:26
燕山荘 6:49 (0:23, CT 0:25)
燕山荘 7:02
合戦小屋 7:49 (0:47, CT 0:50)
第二ベンチ 9:08 (1:19, CT 1:00)
中房温泉 9:56 (0:48, CT 1:00)

中房温泉で汗を洗い流し、湯船は熱すぎてほとんど浸かれず。
食堂でチキンカレーライスを食べて、あとは外でまったり時間を潰す。
とはいえ、暑いし、虫が多いので、そんなにリラックスできなかったけど。

こう考えると、有明荘をベースにしたほうがよかったんだろうな。

1時間くらい潰して、バスに乗り、新宿へ。

お隣の女性がけっこうしゃべる方だったので、
どんな山に行ったかとか、装備のこととか、いろいろ話した。
20時くらいに新宿に着いたので、7時間くらい一緒にいたわけで、楽しい時間でよかった。

いやー、燕岳、最高だったな。
天気がよければ、また行ってもいいな。
もうちょっと涼しい季節に、混んでないときで・・・。

 


2018.07.03, 00:59 / ハイキング登山
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