僕のワンダフル・ライフ
イーサンに飼われた犬ベイリーは、生涯を終えたあと、別の犬として転生する、ということを繰り返す。
記憶は残っていて、自分は何のために生きるのかと自問している。
出会いと別れの繰り返しなので、基本的には悲しくなる場面が多いが、
犬は可愛いし、ちょっと笑える場面も多いので、良いバランス。
ワンダーウーマン
女戦士しかいない島で生まれ育ったダイアナは、
ある日墜落した飛行機からパイロットのスティーブを助けたことで、初めて男性と会う。
彼をきっかけに、外の世界で戦争が起きていることを知り、その裏に戦いの神アレスがいると信じて、参戦する。
いやー、CMを見ておもしろそうだなと思ってたけど、裏切られた(笑)
アメコミが原作だったのね。
女性だけの島というところからファンタジーな設定かと思いきや、
ドイツ軍とか毒ガスとか出てきて、あれ? リアルな世界と混ぜちゃうんだ・・・って冷めた。
戦争は神が起こしたものではなく、人間が起こしたもの。
まぁ、そうだよね、と思うけど、それを初めて知った立場だったら絶望するだろうな。
ファミリー・マン ある父の決断
ヘッドハンティングの会社で、社長の座を狙って仕事三昧になり、華々しい成績を上げてきたデイン。
なかなか家庭を省みることもなく過ごしてきたが、長男ライアンが急性リンパ性白血病と診断され、さすがに意識が向く。
それでも仕事第一の生活を続けていたが、ライアンが生死の境を彷徨い、ようやくライアンを第一に考える。
そして仕事の成績は落ちていき、葛藤する。
人を騙して成績を上げてたって、仕事ができる人なわけではないし、
なんでそこまで家族に目を向けないのか、不思議でならない。
でもまぁ、日本だと数十年前はそういう人ばかりだったんだろうし、気持ち悪いな。
ヘッドハンティング会社があんな感じだってことも、意外だった。
そんな親でも、子どもはちゃんと育ってしまうわけで、
いじらしいライアン君が、泣ける。
gifted/ギフテッド
フロリダの田舎で暮らす7歳の女の子メアリーと、叔父のフランク。
メアリーは数学に飛び抜けた才能があったが、普通の生活をさせたいと地元の公立校に進ませる。
当然のように周りの子とレベルが合わずに問題児となってしまう。
そんなときに、養育権の問題が出てきた。
もともとフランクは姉からメアリーを預かったので育ててきたが、母がエブリンは英才教育を受けさせようと、奪いに出てきた。
どちらの子として生きていくのか、メアリーに決めさせればいいと思ってしまうが、さすがに7歳に判断はさせないようだ。
才能を伸ばしたいというのもわかるけど、才能があるのは子どものうちだけの可能性もあるんじゃ? ってのは思ってしまう。
実際、私自身も子どもの時の方が頭がよかった気がするし。
メアリーは数学以外に関しては、ちょっと生意気だけど、普通の子ども。
だから、可愛いし、守ってあげたいし、ずっと一緒って言葉を信じてるところなんか、心が苦しくなる。
幸せってなんだろうって、考えさせられる映画。
よかった。