2016.11.06

瑞牆山・金峰山

11月5,6日の2日間で、瑞牆山と金峰山に行ってきた。
もちろん、テント泊が目的。

どっちの山も、予想をはるかに超えて、楽しかった。
とちらも岩と樹という感じの道で、岩や木の根っこを手を使って登るような箇所が多くて、ボルダリング気分。
そういった意味で、誰でも一緒に行ける山というわけではないと思うけど、楽しいと思う人は多そう。

行きは韮崎まで特急スーパーあずさで直行。
バスに乗れなかったらどうしよう・・・って心配したけど、臨時バスが出てて、ちゃんと人数を数えて乗せてた。
28人が乗れるバスの最後の1人になることができ、9:47にみずがき山荘に到着。

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そこから富士見平小屋までの道は、紅葉が綺麗だったけど、歩きにくい道だった。
荷物をやたら重く感じたし、体調悪くなったかなーって心配だった。
落ち葉がふんわりした下に拳サイズの岩があったりして、歩きにくかったってのはあるんだけど。

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富士見平小屋では、さっそくテント受付。
小屋のおっちゃんがよく喋る人で楽しそうな雰囲気の小屋だった。

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テント数が多くて、なかなか良い場所が見つからなかったけど、木の陰になってる場所ならいいかな?と設営。
ホントは中に入ってゴロゴロしたりしたかったけど、まだ予定がある。

置いていく荷物だけテントの中に入れて、いざ、瑞牆山。

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瑞牆山は最初少しだけ普通の山っぽいところがあって、泥で滑ってイヤだなーって思ってた。
雨の予報の時になんか、間違っても来ちゃいけない場所。

でも、桃太郎岩を超えてから後は、ほとんどずっとストックをしまって、手を使ってよじ登る。
鎖場もいくつかあり、楽しい。
もちろん、一人で行ってるので、滑落しちゃいけないと慎重に進んだ。

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いつまでも岩をよじ登るので、けっこう体力的には辛かった。
だから、山頂に着いたときはなかなかの達成感。

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山頂も岩の上で、そこに大勢いたので、なかなかのんびりもできない。
風も強かったし寒い。
ちょっと岩の陰になってる場所で、暖かいスープ、パン、ホットCCレモンでランチ。

下りは、体力的には大丈夫。
そして手を使って降りるようなところは、膝も心配ない。
そういうところを過ぎてからは、ストックを使ってちょっと慎重に進む。

でも最後は団体さんの後ろになっちゃって、渋滞。
かなりゆっくりなペースで、富士見平小屋まで戻ってきた。

久しぶりに頭痛もなく戻ってこれたので、富士見平小屋ビールを頂く。
飲み始めたら、つまみが欲しくなって、猪ソーセージ3種盛り。
塩、ワイン、プレーンの3種ということで、ワインはドキドキしながら食べたが、幸い気持ち悪くならなかった。
まぁどれだけ入ってるのかはわからないけど・・・。

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夕焼けが見れたらいいなーとか思ってたけど、林で見えない。

夕食は、レトルトカレーとフリーズドライの白米で、カレーライス。
今回初めてレトルト食品を持ってきたけど、カレーは外したかな。
隣のテントが男女で仲良く料理してて、なんか羨ましかった。

そのあとはもう寝るだけだったので、その二人の会話がまる聞こえの中、18時頃からゴロゴロ。
19時くらいに寝て、21時に起きて、1時に起きて、4時に起きて、4時半にちゃんと起きた。

雲取山のときよりも寒くなくて、寝袋から少し出ても平気だった。
ただ夜中になってから風が強くて、雨??って心配したけど、落ち葉がテントに当たる音だったみたい。

2日目は金峰山。
6時に出発したら、コースタイム通りでもバスの時間に間に合うという計算だったのだ。

4時半にトイレ、5時から朝食と荷造り、6時に出発。
ランチ用にお湯を沸かして魔法瓶に入れておいた。
山頂でお湯を沸かす必要を今のところ感じていないのだ^^

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歩き始めて、あまり人がいないのでビックリ。
もっと遅く行くのか、もう行ってしまったのか。

同じくらいのタイミングで歩き始めたのは茶髪の若いにーちゃんだけ。
あっという間に抜かされて、見えなくなってしまった。
(山頂で巨大な岩の上にいたのがこの人だった・・・)

最初はあんまり楽しくない上り坂。
木々で富士山は隠れて景色はなくて、ただただ坂道が辛い。

大日小屋は賑やかな小屋かと思ったけど、無人ということでヒトケなし。
大日岩は鎖場となっていて、来たな!と思った。
この辺から、ストックをしまって手でいくような場所がチラホラ。

急坂だけの山かと心配したけど、そうじゃなさそうでよかった。

また林の中の急坂を進み、砂払の頭というところに出たら、景色が最高。
ここからもう山頂は近い?と思ってしまうような眺望の良さだった。

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ただ、そこからが長い。

けっこう怖いところもあるような岩ゴロゴロの道。
それを3回か4回か乗り越えていくと、ようやく山頂となるのであった。

楽しかったけど、風が強くて冷たかったのもあってか、予想外のキツさでもあった。
眺望が良いだけに、もうここで終わってもいいんじゃ?とか思ってしまった。

でも、最後、山頂のところまで来てみたら、広場。
そして何故か風もやんでいて、ポカポカと日差しが暖かい。

なんだか平和で幸せな場所に来てしまった・・・と嬉しくなった。

山頂のほうにも行って、写真を撮ってあげたら、撮ってもらっちゃったり。
けっこう達成感のある山だったので、山頂は嬉しいもんだ。

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五丈石という巨大な四角い岩の上で、食事をしてる人が見えた。
それが、朝最初に抜かしてった若者だと、すぐに気づいた。
反対向きに抜かされてないから、別のルートに降りてったもんだと思ってた。

巨大岩は登るのが難しそうで、というか、普通の人はムリなレベル。
その若者が降りてくる姿を大勢が見ていて、難しそうだってことがよくわかったので、
そのすぐあとには、ムリして登ろうとする人もいなかったんじゃないかな。

昨日と同じく、暖かいスープ、パン、ホットCCレモンでランチ。
景色も良くて最高。

30分くらいゆっくりしてから、下山。

岩ゴロゴロのところは、膝の心配なく、楽しく進む。

林の中に入ってからはストックを出して、慎重に進む。
そういう道になってからも長いので、なかなか気持ちが疲れた。

富士見平小屋に戻って、ホッとした。
時間も予定より少し早くて一安心。

テントを撤収して荷造りしたら、来た時よりも重く感じた。
食べ物がだいぶ減ったから、そんなことはないはずなのに、疲れてたかな。

瑞牆山荘に向けて、下山。

滑りやすくて怖い下り坂。
どんどん抜かされていくけど、気にしない。

コースタイム通り30分で瑞牆山荘に到着。
バスの時間を確認したら、まだ1時間近くあったので、ゆっくり荷物を準備。

それでもまだ時間があったので、瑞牆山荘のレストランで、フレンチトースト。
甘いのが幸せ。

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バスも座れて、韮崎駅からの特急あずさは自由席だったけど座れて、スムーズに帰ってこれた。

テント泊の登山をするようになって、けっこうな旅行気分を味わえている。
見知らぬ場所で寝るというのもそうだけど、さらに自分でやらなきゃいけないことが増えるからかもしれない。
それに加えて、今回の巨大岩とかゴロゴロある景色だと、シーギリアロックに行ったときのこととか思い出したり。

次はどこにしようかなー。
テント泊もそろそろ寒さが限界かなー。


2016.11.06, 22:57 / ハイキング登山
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