オデッセイ
火星探査ミッションが砂嵐で中止になり、全員地球へ帰還することに。
そのとき部品が刺さって倒れたワトニーは、死んだと思われて置いて行かれた。
生き残ったワトニーは、残った酸素と食料で次の探査機が来るまで生き延びるため動き出した。
この映画のことを知ったとき、完全にムリだろうって思った。
一応ミッションを行う間の居住空間が残されていて、空気も食料もそれなりに残ってる、
そういった状況があった上でのスタートだった。
とはいえ、やっぱりムリだと思ってしまう。
自分がもし取り残されたとして、傷の手当てをして、食料と空気の残量を確認するところまではするだろう。
もちろん、その技術があったとしての話だけど。
そこから先の、作り出す部分が、もっと見たくなるくらい、ワクワクしたし考えさせられた。
知識があったとしても、何かで何かを代用するという機転が利かないといけないし、
もちろん、実行力と成功させるだけの腕がないといけない。
おもしろかった。
川苔山
22時に寝て、5時に起きる。
これだけ寝てれば、余裕で起きられる。
奥多摩駅から川乗橋までバス。
駅のすぐ外の停留所だったので、トイレは後回しにしてすぐに乗り込む。
臨時便が出ていたようで、それに乗ったが、満席。
15分ほどで川乗橋に到着。
かなりの人数が降りる。
道路からすぐ登山道への入口があって、荷物を整えたり準備運動する場所がなかったので、
舗装道だしいっかと思って、そのまま歩き始める。
途中で立ちションをしてるおっさんがいてキモい。
見えないところでやってくれ・・・
30分ほどで、今回のルートで唯一のトイレスポットである細倉橋に到着。
しかし!!トイレが壊れてて使えないだと!!
そうと知ってたら、奥多摩駅で行っておくべきだった・・・
鳩ノ巣駅に帰るまでずっとトイレがないということになるので、水分摂取も控えめになってしまう。
地図を出したり、ハイドレーションをセットしたり、ストックを出したり、荷物を準備。
そしたらさっきのキモいおっさんが私のすぐ後ろでタバコを吸い始めて、マジ殺すって思ったわ。。
5,60のおっさんはマナーが酷すぎる。
気を取り直して、というか、そいつらと一緒に行動したくなかったので、急いで出発。
靴紐を締め忘れたって気づいたので、締めていたら、集団がきてしまった。
そこから百尋の滝までは前にも後ろにも人がいる状態で、イヤだった。
百尋の滝の近辺は、手を使って登らないといけないような場所が数回あって、楽しかった。
これがあるから登山レベルCになってたんだろうな。
そうこうしてたら私が集団の先頭になってしまい、すぐ後ろに渋滞みたいな状況に。
焦って頑張って進んだら、百尋の滝を見逃した。
少し道から逸れないといけなかったようだけど、そのまま川苔山方面に進んでしまった。
すぐ気づいたけど、急坂を下る気力はなく、まぁいいやって諦めた。
どうしても気になったらまた来ることだろう。
けっこうな急勾配の道がジグザグに続き、まだ頂上じゃないのか・・・と何回もガッカリ。
ダムみたいな場所を通過し、わかりにくい道を間違えずに進むことができ、
ようやく、頂上へと続く稜線へ出た。
寒いし、視界も悪いし、帰りたい気持ち強め。
頂上に着いてみたら、どっから湧いて出たんだ??というくらいの人。
いくつかルートがあるから、別ルートの人が多かったのかな。
もう座る場所もなかったので、端っこの草の上でランチ。
魔法瓶からカップスープにお湯を注ぎ、一口飲んだ時の温かさが幸せだった。
パンとかお菓子とか、ガツガツ食べて20分ほどで出発。
あとは鳩ノ巣駅の方面に下るだけ。
単調な道というのは前情報で得ていたが、迷うことなく進めるのは良い。
最初は急坂で、落ち葉の下が泥だったので滑りそうで怖かったけど、それ以降は大丈夫。
1時間半くらい歩き続けて、一旦舗装道に出て、さらにまた30分くらい下る。
最後どこの分岐だか地図ではわからなかったが、熊野神社か観光トイレかという分岐があり、
ようやくトイレに行ける!と、観光トイレを選んだ。
公園のトイレのことだった。
ちょうどお掃除の見回りにきたおじさまがいて、ペーパーとか点検してくれた。
綺麗なトイレでありがたかった。
でもそこから5分ほど下ったところはもう鳩ノ巣駅で、駅のトイレも綺麗そうだった。
なんだか気持ちが疲れていたので、片付けもそこそこにホームに向かった。
久しぶりに、登山靴のまま帰ってきた。
五本指ソックスにしてから、登山中の外反母趾の痛みが出なくなった。
世の中の外反母趾の登山者みなさんに伝えたい。
川苔山、滝とか川とかあるうちは癒される部分もあるけど、
眺望は全然ないし、トイレも全然ないから、グループで行くのは勧められないなと思った。