旅に出ろ!
著: ロルフ・ボッツ
監訳: ロバート・ハリス
旅から何を得ることができるのか?
心の充足感は、どうやって得られるのか?
ただの観光ではない旅を経験した者ならば、うなずける内容だろう。
必要なお金はどのくらいか、どうやってお金をためるか、そんな具体的な内容も含まれる。
もちろん、仕事なんかしなくていい、なんて投げやりなスタンスじゃない。
観光地では地元にお金を落としたほうがいいし、
ローカルな人々が生活する場所では、そこの流儀に従って新しい経験をしたほうが楽しい。
お金を恵んでやる、なんて態度は失礼にあたるだろう。
そこに生きる人がどう生きるのか、それを意識しながら、まっさらな気持ちで向き合えばいいのだ。
自分がされたらイヤなことはしない。
そういった心構えや、それにより得られるであろう経験について、わかりやすい言葉で語られる。
具体的な場所をイメージした話ではないので、自分の行きたい場所を思い描ける。
そして、自分が旅に出ることをイメージし、ワクワクするのだ。
イメージと現実が違うことだって多々ある。
でも、イメージと現実が合致することを確認しに、遠くまで出かけるわけではない。
それが目的ならば、ガッカリして二度と旅なんかしたくないと思うだろうけど。
あるがままを自分が受け入れられるか、そこで自分が何を感じるのか。
何か正解があるわけでもないし、違いを知ったところで偉いわけではないだろう。
でも、少なくとも私にとっては、そこに意味があるように思う。
一人で行くときは、特に。
本当に必要なものが何か、まっさらな状態だからこそ見えてくる。
旅を追体験しているような、非常にワクワクする本だった。
給湯器の修理
結局、修理を呼んだ。
型番とか聞かれるのに、シールの印字も消えてて伝えられず。
見てもらったけど、これといった原因も見つからなかったらしい。
ブレーカーを一度落とすと復活するという現象から、
給湯器の中にあるブレーカーが、漏電と勘違いして電気を遮断してしまっているのではないか?
という推測のもと、ブレーカーの交換をしてくれた。
もう再発しないといいんだけどなー。
待ってる間も、部屋の掃除と模様替えをしてたから、ムダではなかったのだけど、
さて、この良い天気、今の時間から何をしよう・・・
ラム・ダイアリー
ニューヨークからプエルトリコにやってきたジャーナリストのケンプ。
しかし入った新聞社は、事件の真相なんて追いもしないダメ新聞社。
なぜか富豪のサンダーソンの悪徳商売に巻き込まれていく。
新聞社で絡むことになったのは、アル中のようなダメ人間達ばかり。
ケンプが少々まともに見えてしまうが、彼もアル中。
サンダーソンの恋人に惹かれてしまったり、街でケンカして捕まったり、
よくわからない新聞社と自身と仲間のアル中のために、めんどくさい生活。
うらやましくもないし、同情もしない。
自業自得の塊のようなストーリーである。
これ、ハンター・S・トンプソンという人の自伝らしい。