2012.04.21

生誕100年 ジャクソン・ポロック展

JACKSON POLLOCK
A CENTENNIAL RETROSPECTIVE

生誕100年 ジャクソン・ポロック展 @東京国立近代美術館
http://pollock100.com/

20120421-jackson-pollock1

好きな画家を挙げるとしたら、ジャクソン・ポロックとクリスチャン・ラッセン。(対極?)
というくらい、ジャクソン・ポロックの絵が好きだ。

以前アメリカかどっかの美術館でたまたま見かけて、
しばらく絵の前を動けなくなったのがキッカケ。

そこで名前だけメモっておいて、その後に、
http://www.jacksonpollock.org/ こんなページを見つけたり、
『ポロック 2人だけのアトリエ』を観たりした。

抽象画の良さがわかったのは、ジャクソン・ポロックが初めてかもしれない。
そのあとで、ジミー大西とかもスゴイなと思うようになったし、
ついこの前見た『バスキアのすべて』のバスキアの絵も良かった。

色と形が、心の深いところに直接訴えかけてくる。
何がどう良いのか、頭で考えてもわからないんだけど、刺さるのだ。

マネして描こうと思っても絶対にできない。

真っ直ぐな直線とか、なめらかな曲線とか、そういうのじゃない。
ただ震えた線なわけでもないし、ただガタガタした線なわけでもない。

でも、色も形も、全体のバランスが素晴らしい。

細かいところを作り込んでいくのではなくて、常に全体を見ながら描いている。
そう予想して次の絵へと進んでいくと、落書きのようなスケッチ画が展示されており、
そして描いている姿がスクリーンに映し出されていて、少し謎が解ける。

やっぱり全体を見ながら形を整え、色を足し、バランスを取っているように見える。
そして、気にいらなかったら消してやり直している。

映画で見た姿ではあるが、もう一度見て、やはり繊細な作業をしていると思った。
絵具をたたきつけたり流したリ、偶然に任せているように見えて、全部コントロールしている。

素晴らしい。

やっぱり中盤の最盛期の絵が一番好きだ。
絵の前から動けなくなる。

後期の下塗りなしで黒だけで描いたものも、アートな書道のようで、おもしろい。
昨今の書道アートもここから来てるんじゃないか?って思ったりする。

欲しいって思ったけど、ポストカードのサイズじゃ物足りなくて、
やっぱり美術館で大きな作品を見るのがいいんだな、と思った。

image

ついでに所蔵作品展も見たけど、ジャクソン・ポロックの没後10年くらいの絵で、
明らかに影響を受けてるなっていう画風のものがあって、あぁ・・・って残念な気持ちになった。

ジャクソン・ポロックがピカソを前に悩んだように、彼らも悩んだのかな。


2012.04.21, 18:34 / お出かけ
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2012.04.21

送別会

2年半ほど勤めてた二人の送別会。
私が入社してからすぐ後に技術部に来た人たち。

仕事がデキて頭も柔らかくてお気に入りだった。
寂しくなるなぁ・・・というのは確かなんだけど、それより羨ましい。

二人ともそれぞれ自分のやりたいことをやるために、現状を変えてる。
本当にやりたかったんだろうな~ってことがあって、それに向かって進んでる。

普通の転職じゃないからか、なんかいつもと感じ方が違う。

というわけで、(じゃなくて喫煙者の近くに寄りたくなかったからなんだけど・・・)
送別会ではほとんど二人と話さないまま終わってしまったな。

でもきっと元気にイキイキと過ごしていくんだろうって思える。


2012.04.21, 01:15 / S社
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