2012.03.18

フレンチ

今日もまた英語の日で、これはちゃんと行った。
(昨日は天気に負けてOSSカンファレンス2日目は行かなかった)

帰りに本屋に寄って、フランス語の本を買った。

これまでフランス語って触れたことなかった。
大学のときも取ってなかったし。

少しずついろんな言葉を知っておくのも良いだろう。


2012.03.18, 22:27 /
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2012.03.18

デザート・フラワー

ソマリアで遊牧民として生まれたワリスは、老人の4番目の妻になることになり、逃げ出す。
砂漠を生きて超えることができ、叔母の家に辿り着いて、大使館のメイドとして生きる。
内戦の影響でホームレスとなるが、マクドナルドで写真家に見初められ、モデルとしてデビューする。

すらっとした黒人が白い服を着ているのはカッコいい。

ワリスの場合は、頭をスカーフで覆っているときにはわからなかったが、
ふわっとした頭がすごくカッコよくて、ゴージャスな雰囲気だった。

とても素直だし、頭の回転も速いし、彼女に多くの人が惹かれていったことだろう。

そんなワリス・ディリーのサクセス・ストーリーかと思っていたが、違った。

もちろん8割くらいは予想通りのサクセス・ストーリーなんだけど、
残りは女子割礼、女性器切除について。

そしてこの部分が強烈であり、映像は目をそむけてしまった。

Female Genital Mutilation
ソマリアを含め、アフリカ大陸の赤道周辺の国々に残る2000年も昔からの風習で、
女性器を切除して縫合することで、ムリヤリ処女でいさせるためのものらしい。
そうされていないと、結婚の対象とならないとのこと。

恐ろしすぎる。

幼い女の子に対して、野原で、ナイフや石や植物の棘を使って、麻酔なしで行う。
出血多量や感染症で亡くなる子も多いらしい。
小さい穴だけ残されるらしく、排尿や生理のたびに激痛になり、感染症が多いらしい。

恐ろしすぎる。

何のために?って・・・男性が満足するから以外の何物でもないんだろうけど、
今もまだ続いているとなると、まだ女性を物として扱う男性優位な社会が残ってるということだろう。

イスラム教の国々で多いようだが、実際にはイスラム教とは関係ないとワリスが言ってた。

先日もモロッコでレイプされた相手と結婚させられた女性が自殺ってニュースがあったが、
それもやっぱり、処女でなくなったらもう結婚できないから、その相手と結婚・・・ということらしい。
これも方法は違うけど、同じく処女信仰のようなものだろう。

女性が社会的に自立しないと、この問題は解決に向かわないのかもしれないが、
もともとが男性の満足のためだとしたら、前進することすら難しいのかもしれない。

もちろん、一歩ずつ前進はしていってるんだと思うけど、どうなんだろう。

ということで、後半の印象ばかりが暗く心に突き刺さってしまった。

最後、この続きが見たかった!というところで終わってしまっている。
ニューヨークとの男性のその後とか、そこら辺は見たかったな。

今もまだ続いている話だということを象徴しているのだろうか。

デザート・フラワー
監督:シェリー・ホーマン
出演者:リヤ・ケベデ、 サリー・ホーキンス、 ティモシー・スポール、 ジュリエット・スティーブンソン
収録時間:127分
レンタル開始日:2011-12-07



2012.03.18, 19:18 / ☆☆☆☆
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