2012.03.25

光のほうへ

アルコール依存症の母親に育てられた幼い兄弟。
赤ちゃんが生まれたが母親が全く世話をしないため兄弟で育てる。
しかし、ある朝、赤ちゃんは冷たくなって亡くなっていた。
それが心の傷となり、大人になってもうまく生きられず、どん底に落ちていく。

愛する人がどんどんいなくなってしまう悲しさを想像すると辛すぎる。
そして大人がダメになると、必ず子どもに皺寄せがいってしまう。
そうとわかっていながら、落ちぶれていく大人。
子どもができたら大人になるなんて言葉もあるけど、そうじゃないのだ。

兄ニックはそれなりに兄貴であって、しっかりしている。
カッとなって人を殴るようなことをするし、酒を飲んでばかりだけど、悪事は働かないタイプ。

ただ元カノの兄と仲良くしていて、そいつがダメ人間。
女性をストーカーしたり、暴行まがいのことをしたりしてしまう危険な人間。
ニックはお人よしとしか言いようがないが、彼には不幸が寄ってくるのだろうか・・・。

弟は結婚したが奥さんを交通事故で亡くし、息子マーティンと二人暮らし。
こっちはアルコールじゃなくてドラッグ中毒なのでタチが悪い。

救いようがないのは弟のほうで、自ら悪いほうへと進んでいくのが痛々しい。
子どもを愛しているのはわかるけど、そのために何かしようなんて思ってはいない。
自分が親に何もしてもらえなかったというのもあるのかもしれないが、それにしてもヒドイ。

見れば見るほど救いようのない暗い気持ちになっていく映画。

光のほうへ
監督:トマス・ヴィンターベア
出演者:ヤコブ・セーダーグレン、 ペーター・プラウボー、 パトリシア・シューマン、 モーテン・ローセ
収録時間:114分
レンタル開始日:2012-01-13



2012.03.25, 17:22 / ☆☆☆
2012.03.25

男三人展 ~PHOTOGRAPH BY THREE GUYS~

男三人展~PHOTOGRAPH BY THREE GUYS~

旅仲間のマコトが写真展をやるってことで行ってきた。
イタリアとスペインの写真で、人の自然な姿を撮ったものが多い。

1枚1枚が丁寧で、構図も整っているし、色もキレイ。

写真展なのでテーマを持って配置してあったのだけど、
ポストカードにして置いてあったのを見ても、ホント1枚をじっくり眺めるのにも良いと思った。

あそこまでこだわりを持って写真を撮れるようになりたいなぁ。


2012.03.25, 17:00 / 地球探検隊
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2012.03.24

Android Bazaar and Conference 2012 Spring

Android Bazaar and Conference 2012 Spring

Android のカンファレンス@東大に行ってきた。

雨のせいなのか、回を重ねてきたせいなのか、よりもさらに活気がなくなった気がする。
ツールやフレームワークの紹介や、ノウハウの話が多かったのかな。

今回はアカデミートラックがなかったので、転々とするかなーと思ったが、
結果、大半を安田講堂(メイン会場)で過ごしていた。

○ 変貌するWebの世界 — クラウドとクラウド・デバイスのインパクト (丸山 不二夫/日本Androidの会 会長)

スマートフォンが普及するに従って、データ量が爆発していて、docomoもKDDIも回線がパンクしたりしていた。
Android 4.0で改善されるということだが、Android は iPhone より制御信号が多いらしい。
パケット自体をたくさん送れるように設備を増強したけど、制御信号用の設備を増強しなかったのが問題らしい。

という話が印象的だった。
アプリケーションを開発していて、見えていない影響範囲って怖いものである。

○ クラウド2.0 — 情報プラットフォームの構築に向けて (谷脇 康彦/総務省)

日本のネットインフラは世界で見ても整っているが、行政サービスは世界で見ても20位以下。
大震災のときの津波でバックアップのない書類が流されたり、
医療カルテや薬の手帳などが流されたりして、どうしようもできなかった。

全国共通のインフラにして個別で開発するのをやめれば管理コストも下がるし、
リスクを分散できるかもしれないなーっていうような話だったと思う。

○ スマートフォン時代における新たな広告収益戦略 (坂本達夫/グーグル株式会社)

AdMobというスマホ向けの広告サービスの紹介。

97%のユーザーが無料アプリを使っているのに対し、有料アプリを使っているのは48%。
そして平均で持っているアプリの数は、無料アプリが27.7本、有料アプリが4.8本。

ということで、有料アプリを買ってもらって稼ごうと考えるよりも、
無料アプリにして、広告やアプリ内課金で稼ぐことを考えるほうがいいケースが多いとのこと。

Google の広告サービス AdMob は、
・ 世界約200ヶ国でその国に合った広告が出る
・ 多彩なフォーマット
・ 自社広告機能、空き枠バックフィル(スマホ用の広告が少ないときはPC向け広告も出す)、カスタム検索広告、Ad Network Mediation(いくつかの広告サービスを混ぜて使える)
というのが売り。

広告で収益を得るためには、
1. 広告モデルを前提としたUI設計にすること (途中でムリヤリ広告を入れないようにする、ユーザーの操作の邪魔をしない)
2. ユーザーのアクティブ度を重視したKPIを考えること (アクティブユーザー数、アクセス頻度、滞在時間、継続率)
3. 製品ライフサイクルを意識した継続戦略 (既存アプリに新アプリの自社広告を出してユーザーを移す、とか)
といったことを考えるといいらしい。

○ スマホアプリの利用者情報送信における同意確認のあり方 (高木浩光/産業技術総合研究所)

個人情報の取り扱いなどを考えるWGにて、事業者から、
・ 何でもオプトインにするのはおかしい (オプトイン=事前承諾を得る方式)
・ 端末IDは必要だから使ってるんだ
という話が出てるらしく、落とし所を見つけるためにあれこれ考察した話。

何でもオプトインすればいいわけじゃなくて、どのデータをどのように利用するから同意してくれ、とわかりやすく提示すべき。
Android はアプリのインストール時に、使用するパーミッションを見てユーザーがOKするモデルだが、
それだとパーミッションが何に使われるのかわからないため、OKしたからといって、実際の使われ方に同意したわけではない。

ただ 『現在地検出アプリ』というアプリだったら位置情報を取得するのは明らかなので、いちいち同意を求めなくてもいいだろう、とのこと。
また、サービス実現のために必要最小限の技術を使うべきであって、ついでに個人情報を取得して儲けようというのはダメ。
同意を求める事項に嘘があったりすると法律違反にもなる。

端末IDの話は、技術的に使わなくてもいいはずなのに、ガラケー時代のアプリ開発手法でそのまま使っているケースがあるとのこと。
スマホはWifi接続ができるので、端末IDで認証できる範囲というのはあまりなく、実際には別の方法でいいはず。

だが、いろんなアプリで共通のIDを使いたいという要望があったとしたら、今は実現する方法がないとのこと。
(第三者Cookieみたいなものを使えばいいけど、それは一般的に望ましくない)

○ 「今までのトークセッションを覆す」ソーシャルやってるエンジニアの座談会 (梶原 大輔/グリー株式会社、山口 徹/株式会社ディー・エヌ・エー、田中 洋一郎/株式会社ミクシィ)

いろんなデバイスがあるよねーって話をしてたが、これといったテーマが見えず、途中から寝てしまった。

○ 知って得するHTML5とJavaScriptでネイティブアプリ開発、最新動向 (安田 陽、熊澤祐紀/株式会社レキサス)

シリコンバレーに行ったときに HTML5 と JavaScript が流行ってたよって話と、appMobi{!} というアプリの紹介。

appMobi{!} は、Chrome上で Android/iOS アプリの開発ができる開発環境。
これでアプリを作ると、高速化エンジン付きWebブラウザとHTML5, JavaScript, CSS を1つにまとめたパッケージができる。
Webブラウザ部分がAndroid/iOSの違いを吸収してくれる。

エミュレータがあり、実機でのテストができ、カメラやGPSセンサーにもアクセスでき、HTML5の弱点を補うアクセラレータが入ってる。
あと、ワンタッチ決済ツールも入っている。
その辺が PhoneGap, Titanium という他のクロスプラットフォーム開発環境と違うらしい。

常駐アプリみたいな複雑なものはできないが、ブラウザ上で動くようなアプリであれば作ることができるとのこと。

○ 無料オンラインメディアと紙メディアの違い:収益性、記事の方向性の違い 広告にしか頼れないオンラインメディアに信頼性はあるか? (一条真人/ITmedia オルタナティブブログ他)

紙の記事は企画に時間をかけるけど、オンラインメディアだとスピード競争だから内容が薄くなりがち。
また、オンラインメディアは広告収入に頼ってる部分があるので、広告主によって内容に影響が出るので公平じゃないこともある。

というような話を、資料も映像もなく、ラジオのように淡々と。
喉が痛かったこともあり、途中退出。

以上。

今日思ったことは、やっぱり自分でアプリを作る側の人間になろう、ということ。

今年の目標だ。


2012.03.24, 20:29 / Android, 勉強会
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2012.03.24

同期

ダブルブッキングな日。

会社の歓迎会があったのだが、幹事さんに20時まで参加できるって言ったら、
20時半開始にされてしまったので、不参加となってダブルブッキング解消。

ということで、中央林間にて、同期くんの結婚報告会みたいなものに参加。
ここ1,2年くらい、なかなかのラッシュである。

久々の同期会だ。

これまでに奥さんを連れてきて痛い目を見た人もいるのに、
ちゃんと奥さんを紹介してくれるというのは、なかなか勇気がある(笑)

同期たちの攻め込み具合がおもしろくて、久々に大爆笑させてもらった。

22時に終わって電車に乗り込むところが大人になったなーって。
前はみんな中央林間に住んでたのにね。


2012.03.24, 00:24 / I社
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2012.03.21

爽快すぎる目覚め

いつもより1時間ほど早く寝たせいもあるのかないのか、
なぜか夜中にパッと目が覚めてビックリした。

時計を見たら 2:47 だった。

何!?としばらく考えてみたけど、地震もなさそうだし、何もなさそうだったので、
Twitterとかを見て平和そうなことを確認してから、また寝た。

あまりに頭がスッキリしていたので寝られるか心配だったけど、どうやらすぐ寝たらしい。

そして朝もいつもより2時間くらい早く、スッキリ爽快に目覚めてしまった。
こうなってくると、ワクワクソワソワしてしまう。

イイコトが起きる前触れだったりするといいんだけど、どうだろう?

こんなスッキリした気分で、悪いことの前触れだとは思えず。

今となっては朝は元気だったんだなーって懐かしくなってしまってるし、
結局今日は何も起きなかった気がするけど・・・


2012.03.21, 23:20 / 日々所感
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2012.03.20

ノマドライフ

ノマドライフ
好きな場所に住んで自由に働くためにやっておくべきこと
著: 本田直之

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

普段はあんまり本を買わないのに、「これは!!!」と思って買ってしまった。
これぞまさに私が目指しているライフスタイルではないか。

最近よく見る「ノマド」というキーワードだが、よくよく中身を見ないと、
単にカフェでノートPCを使って仕事をする話でガッカリしたりするものだ。

この本はそんなんじゃなく、ライフスタイルの話である。

場所に対して自由になるというだけではない。

物に対して、肩書きに対して、時間に対して、価値観に対して、
必要なものを選び取り、要らないものをバッサリと削ぎ落としていくこと。

だから、会社勤めをしていながらも、ノマド的な考え方を持つこともアリなのだ。

主に私に足りないのは「マルチキャリア」である。
あとは、ノマドライフの仲間と勉強会も足りてないかな・・・。

それ以外は、そこそこイケてるんではないかと思う。

あ、「自己ブランド」もないな。

まぁ足りてない要素もいろいろあるけど、イケてると思ったのはこれらの点。

会社に物を置かずにPC内で済ませてるし、
家の持ち物も要らないものはどんどん減らしてる(継続中)。

無駄な仕事はしないし、会社への精神的な依存は少ない。
短い時間でアウトプットを出すことを心がけている。

物を多く持つことよりも、経験することにお金を使うし、
自分と違う文化に触れることは好きだ。

とにかく、気持ち的には同じものを目指しているのだ。

実現するにしても、当然、著者と全く同じにはならないだろう。

でも、マルチキャリア・複業の話は参考になるし、思い留まる要素でもある。
そこさえクリアすれば、すぐにでも・・・と思える要素。

どうしていくか、考えつづけよう。


2012.03.20, 20:00 /
2012.03.20

ボルダリング

とってもよい天気だったので、気持ち良く行くことができた。
前回に続き、PUMP2 川崎

元気だったらできたのに・・・って思ってたところがあったはずなので、
まずはそれがどのルートだったか思い出すところから^^;

いくつか赤ばかりやって、ようやく1つクリアできたので嬉しかった。
ここんとこずっと赤はクリアできてなかったからなぁ。

この調子で!と思ったけど、手が届かなくて諦めたのがたくさん。

今はほとんど垂壁のところでやっているので、
ちょっと級を落として、傾斜の強いところで訓練するのもありかな・・・

やっぱり13時を過ぎて混んできたので撤退。

帰りは本屋に寄って、溝の口から散歩しながら帰ってきた。
今日の天気はすごく好きだ。


2012.03.20, 19:42 / ボルダリング
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2012.03.20

谷間の晴天

すっごく良い天気で、朝からソワソワしてしまった。
でも今日は平日なので、特に何もできなかったけど。

やっぱり天気って大事よね☆

会社は窓がなくて暗いので、朝だか夕方だかわからない。
(一面だけあるけど背中側だしブラインド下がってる)

帰る頃にはもちろん暗くなってるし、なんかもったいない日だった。

天気と体調が揃う日って滅多にないからね。

明日が休みってのが良い。

週休3日くらいでちょうどいいと思うのは、よくない気もする。
もっと夢中になれることをやっていれば休めなくても楽しいはずなのに。


2012.03.20, 00:01 / 日々所感
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2012.03.18

フレンチ

今日もまた英語の日で、これはちゃんと行った。
(昨日は天気に負けてOSSカンファレンス2日目は行かなかった)

帰りに本屋に寄って、フランス語の本を買った。

これまでフランス語って触れたことなかった。
大学のときも取ってなかったし。

少しずついろんな言葉を知っておくのも良いだろう。


2012.03.18, 22:27 /
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2012.03.18

デザート・フラワー

ソマリアで遊牧民として生まれたワリスは、老人の4番目の妻になることになり、逃げ出す。
砂漠を生きて超えることができ、叔母の家に辿り着いて、大使館のメイドとして生きる。
内戦の影響でホームレスとなるが、マクドナルドで写真家に見初められ、モデルとしてデビューする。

すらっとした黒人が白い服を着ているのはカッコいい。

ワリスの場合は、頭をスカーフで覆っているときにはわからなかったが、
ふわっとした頭がすごくカッコよくて、ゴージャスな雰囲気だった。

とても素直だし、頭の回転も速いし、彼女に多くの人が惹かれていったことだろう。

そんなワリス・ディリーのサクセス・ストーリーかと思っていたが、違った。

もちろん8割くらいは予想通りのサクセス・ストーリーなんだけど、
残りは女子割礼、女性器切除について。

そしてこの部分が強烈であり、映像は目をそむけてしまった。

Female Genital Mutilation
ソマリアを含め、アフリカ大陸の赤道周辺の国々に残る2000年も昔からの風習で、
女性器を切除して縫合することで、ムリヤリ処女でいさせるためのものらしい。
そうされていないと、結婚の対象とならないとのこと。

恐ろしすぎる。

幼い女の子に対して、野原で、ナイフや石や植物の棘を使って、麻酔なしで行う。
出血多量や感染症で亡くなる子も多いらしい。
小さい穴だけ残されるらしく、排尿や生理のたびに激痛になり、感染症が多いらしい。

恐ろしすぎる。

何のために?って・・・男性が満足するから以外の何物でもないんだろうけど、
今もまだ続いているとなると、まだ女性を物として扱う男性優位な社会が残ってるということだろう。

イスラム教の国々で多いようだが、実際にはイスラム教とは関係ないとワリスが言ってた。

先日もモロッコでレイプされた相手と結婚させられた女性が自殺ってニュースがあったが、
それもやっぱり、処女でなくなったらもう結婚できないから、その相手と結婚・・・ということらしい。
これも方法は違うけど、同じく処女信仰のようなものだろう。

女性が社会的に自立しないと、この問題は解決に向かわないのかもしれないが、
もともとが男性の満足のためだとしたら、前進することすら難しいのかもしれない。

もちろん、一歩ずつ前進はしていってるんだと思うけど、どうなんだろう。

ということで、後半の印象ばかりが暗く心に突き刺さってしまった。

最後、この続きが見たかった!というところで終わってしまっている。
ニューヨークとの男性のその後とか、そこら辺は見たかったな。

今もまだ続いている話だということを象徴しているのだろうか。

デザート・フラワー
監督:シェリー・ホーマン
出演者:リヤ・ケベデ、 サリー・ホーキンス、 ティモシー・スポール、 ジュリエット・スティーブンソン
収録時間:127分
レンタル開始日:2011-12-07



2012.03.18, 19:18 / ☆☆☆☆
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