Diary

ヨルダンはトルコのように親日国として有名なわけではないと思うが、
どうやら Japan の印象は良いようである。

Japan, Korea, China の3つで迷われるが、Japan が一番多かった。
そして、Japan って言うと、Japan, Good country って笑顔が返ってくる。

少し話をすることがあると、やっぱりまず地震のことを言われる。

そして、ビックリしたのが、1月1日の大きめの地震もニュースになっていたらしく、
あれは大丈夫だったのか？って何度か聞かれた。

M7.0 は非常に大きくて、家が壊れるレベルという認識らしい。

ぺトラ遺跡は3世紀に地震で崩壊したらしいし、
ジェラシュも地震で壊れたらしいので、地震は怖いというイメージがついているのかもしれない。

3月の地震のときにニュースで毎日、日本の様子を見ていてらしい。
それで印象が良くなったのかどうなのかわからないけど、
今が良い印象を持たれているなら、ぜひそのままであってほしい。

でも、実際に日本に来たら幻滅するのかな？どうなんだろ。
ミステリアスな良さってのもあるかもしれないな。

でも、日本に行ったことがある、京都最高！寿司最高！って感じの旅行者や、
5月に大阪に行くんだけどイイ季節？って聞かれたり、
旅行したことのある人もわりといたし、地震があるから行かないって声はなかった。

なんでこんなに良い国だというイメージを持たれているんだろう？って不思議に思ったりする。
どの国の人にも、Good country って言うのかな？
あんまりそういう感じでもなかったしな。

キャリアウーマンのケイトは2児の母。
夫は家事に協力的ではあるが、彼女自身出張が多くて家にいることが少ない。
それが原因で子どもとすれ違ったり、逆に仕事に支障が出たり。

そんな働く女性の話である。

サラ・ジェシカ・パーカーを見ると、セックス・アンド・ザ・シティしか思い浮かばない＾＾；

とりあえず、男性が子どもを理由に会社を早退すると育児に熱心と思われて、
女性がそうすると、そうやって仕事をさぼろうとする・・・という風潮があるらしい。

そういう会社にいたことがないからわからないけど、
そういう男女差別のある会社は今後も関わりたくないな。

でもケイト自身にも問題はあるのは明らか。
他人に手柄を取られまいとするあまり、会社の言いなりで、他人の協力も求めない。

やっぱり会社が人生そのものだっていう人間はそうそういないと思うんだよね。
日本人はまだまだ会社こそ人生って人が多いかもしれないけど、風向きは変わってると思う。

子ども欲しいなー

朝ホテルを出て空港に行き、3時間くらいのフライトを経て、16時ごろにアブダビに到着。
搭乗時刻が21時なのでだいぶヒマ。

Arrival と Transfer の分かれ道でチケットをチェックしてて、
既に発券してもらったチケットを見せたら、当然のことながら Transfer に。

飛行機から外を見てたらずーっと砂漠だったし、きっと物価は高いし、
外に出るのはめんどくさくなっていたから、まぁいいんだけど。

USD が使えたので、プリングルスとジュースを9ドルで購入。
空港価格なことを考えても、だいぶ高い。

無料で Wifi が使えるので、しばらくは時間を潰せそうだ。
飛行機では映画を見たいから、ここで少し寝ておいたほうがいいかもな。

それにしても、あっけなく終わったな、ヨルダン。

今まで行った中で比べると、エジプトにいちばん近かったかな。
アラブの国だから、当然なんだけど。

モロッコはどちらかというとアラブ人よりベルベル人に接してたから、
あんまり近いというイメージはなかったかも。
町の見た目とかは近いけど。

お店をぐるぐる2周くらいして、今17時半くらい。
あと3時間半か。

ジェラシュから戻ってきて、さぁもう終わった！って気になった。
明日の朝には空港に出発だ。

心残りのないように…と思って、Habibaというスイーツ店に向かった。
地球の歩き方にも載ってるし、ホテルの兄ちゃんもオススメって言ってた。

昨日歩きまわってたときには見つからなくて、ホテルに戻って地図を見たら、
少し横道のほうに入らないといけないことがわかったので、再挑戦。

今日はすぐに見つかった。

狭い路地に人だかりができていたのだ。
なんで昨日は気付かなかったんだろう？って不思議なくらい。

あのぺトラで食べたようなスイーツを、みんな外で立ち食い。
私も買ってみることにした。

先にチケットを買って、中で引き換えるシステムのようだ。
4と1と1/2という選択肢があって、1(ひと皿分)にした。

チケットは並んでるので押し合いにはならないのだが、
引き換える人たちで店内はギュウギュウ。

レシートをぐいっと出して、交換してもらった。
外で段に腰掛けて、食べてみる。

ぺトラで食べたやつとは違う味だった。

上に乗ってる甘いのは同じだけど、ちょっと甘さ控えめ。
その下にある白いマシュマロみたいだったのは、こっちではチーズっぽい。

予想外にガッツリとした食事のようになってしまった。
もう16時くらいだったので、夕食は食べられそうにないなと諦めた。

最後はもうお腹いっぱいで、1/2のほうにしとけばよかったと少々後悔。

だいぶコッテリだったので、すっきり気分を味わいたくて、オレンジジュース。
昨日から何回も声をかけてくれてる屋台のフレッシュオレンジ。

いちばん小さいサイズのコップで、0.75 JD とお手頃価格。
一気に飲んでしまって、もう満腹で満足した。

そんなこんなで最後の晩餐が終わった。

明日はホテルのドライバーさんが空港まで送ってくれるらしい。（20 JD）
交渉とかの手間が省けてよかった。

ジェラシュ遺跡、のんびりした空気が良かった。

石畳の廊下にそびえる円柱がキレイなのは、写真で見ていた。
でも、それだけかもしれないって思ってた。

スカッとした青空が良さを増していたのはあるだろうけど、
遺跡がたくさんある裏側の敷地の緑がキレイだった。

青々とした草原に点々と遺跡があり、遠くに円柱が並んで見える。
その景色が最高だった。

10時半に到着して、ゆっくりと半分くらい見てから、
昨日買ったオレオをお昼がわりに食べながら、ボーっとしてた。

なんかいろいろ考えてた気はするけど、忘れた。

オフの時間には、近い未来のことじゃなくて、少し先の未来のことを考える。
やろうって思ったり、やめようって思ったり、変えようって思ったり、いろいろ。

あんまり具体性はないんだけど、ちゃんと頭の中には残っていて、
この先また同じことを考えるときには、さっと考えてあったことが出てくる。

気持ちのいい時間だった。

ローマ遺跡を見ていて、もしこの時代に生きていたら、石に細工を施す人になりたいな、とか思った。
あんなデッカイ物を作って、それがこんな後の時代まで残ってるなんて想像してたのかな～とか。

あとは、このくらいの昔に生きてたら、すっごい写実的な絵を描いたりしたかった。
たぶん魂を抜きやがって！とか怒られたり、下手したら殺されたりするんだろうけど。
残ってないだけで、絶対誰か本物そっくりな絵って描いてたと思うんだけどなぁ。

こうして、のんびり座ってる時間もあったけど、結局3時間くらいいた。
平和なゆったりした時間を楽しんでリフレッシュした。

ぺトラ往復をタクシーにしてしまったので、
結局バス・セルビスなどの交通機関を使わずにここまで来てしまった。

少しくらい試したいという気持ちはあったので、
ジェラシュというアンマン近くの町に行くのに使ってみることにした。

ヨルダンの交通機関としては、こんなやつらがいる。
・ 大型バス（予約が必要な長距離バス）
・ 路線バス（番号付きの大きい普通のバス）
・ 路線バス（行き先がアラビア語で書いてあるだけの小型バス）
・ セルビス（行き先が同じ人を集めてから出発する白い乗合タクシー）
・ タクシー（黄色）

路線バスとセルビスが、地元民がわんさか使ってる乗り物だ。

計画としては、ざっくりこんな感じだった。

アンマン→ジェラシュ
1. アンマンのバス乗り場からNo.1 のバスに乗り、ムジャンマ・シャマーリー（北バスターミナル）に行く
2. ジェラシュ行きのバスを見つけて乗る

ジェラシュ→アンマン
1. ジェラシュのバス乗り場からアンマン行きのバスに乗る

で、実際はというと・・・全然違った。

アンマン→ジェラシュ
1. アンマンのバス乗り場でNo.1 のバスを待つが、1時間して来ないので諦める
　　近くにいた人にはタクシーを拾えと言われる

2. 地図にあったもう1つのバス乗り場に行ったら、大きい路線バスじゃなくて小型バスだった
　　運転手さんにムジャンマ・シャマーリーに行きたいと言ったら、そこに行くバスはないと言われる
3. 実際はどこに行きたいの？と聞かれてジェラシュと答えたら、小型バスを見つけてくれたが、
　　ジェラシュに行くまでにバスを乗り継がなければいけないと言われ、
　　小型バスで、とりあえず 8th Circle という場所まで行く （0.3 JD）
5. 運転手さんに教えてもらったバスに乗り継ぎ、スウェイレという途中の町まで行く（0.3 JD）
6. スウェイレでジェラシュ行きのバスを探して歩き回り、タクシーに連れて行かれそうなのを回避しつつ、
　　3つくらい溜まり場を移動し、やっとジェラシュに行くセルビスに呼ばれて乗る（1 JD）

ジェラシュ→アンマン
1. アンマンのダウンタウンに行くって言って、連れて行かれたセルビスがスウェイレ行き（1 JD）
2. スウェイレで降ろされたが、一緒に乗ってた兄ちゃんがアンマン行きの小型バスを探してくれて乗る（0.5 JD）

3. 小型バスの終点がムジャンマ・ラガダン（東のバスターミナル）
　　自分がどこにいるのか知るまでにアラビア語でからかわれたり、お菓子もらったり・・・
　　ダウンタウンに行くという大きな路線バスを教えてもらって乗る（0.4 JD）
　　小さい女の子がアラビア語でずっと絡んできたが、結局何を言ってるのかわからなかった

4. 見覚えのある景色（ローマ劇場）を見つけたので途中で降りる

行きが最初の1時間待ってたのを除くと1時間半、帰りが2時間なので、
時間的には想定通りだったかもしれない。

客が集まるまで出発しないってやつも、わりとすんなり集まってたっぽい。
ってゆーか、そういうバスを乗り継いだんだと思う。

値段はさすがに安くて、行きが1.6 JD、帰りが1.9JD で200円前後。
（タクシーだと10倍くらいかかる気がする）
バスはぼったくりに注意って書いてあったけど、全然ぼったくられる気配もない。

こっちも周りが小銭を出してるのは見てたから、
ありったけの小銭を手に乗せて、さぁどれ？って感じで見せてたから、
0.5 JD を取ってお釣りをくれたり、金額を教えてくれたり、親切だった。

いくら？とか下手に聞かないほうがいいのかもな。
硬貨が 0.5, 0.25, 0.10, 0.05 と揃えてあったのもよかったかもしれない。

セルビスが要注意で、乗ったやつは両方とも白くない普通の車だった。
最初に連れてかれたときに 4JD って言ったからやめて、別の人を選んだりした。
勝手にタクシーに連れて行かれたりするし、なんか違うぞって感覚は、必要っぽい。

あとは行き先をちゃんと言ってれば、少しずつ目的地に近付くことができるようだ。

というわけで、だいぶ良い経験ができた。

行き先がわからないバスに乗るのは怖いけど、今日みたいに時間があるときならOK.
親切な人もたくさんいたし、よかったよかった。