5/7: 最後に海を眺めて
今日も気持ちの良い晴れ。
6時ごろに起きてしまったが、今日は特にすることがないのでゆっくりする。
8時過ぎに朝食の会場に行ってみたら、昨日のお兄さんがいた。
食べ終わったころに話しかけられて、甘い物好き?って聞かれて、
大事そうにしまってあったスイスのチョコレートをこっそりくれた。
ありがとう、おいしかったよ。
10時ごろまで部屋でテレビを見ながら荷物を詰め替えたりして、
チェックアウトしに下に降りて行ったが、お兄さんたちはいなかった。
マネージャさんにキーを渡して、バイバイ。
13時ごろに空港に向かえば14時ごろに着いて、16:55の飛行機には十分に間に合うので、
まだ3時間くらいヒマな時間がある。
せっかく綺麗に晴れているので、ブルーモスクにもう一回行った。
前と違って、入口は長蛇の列だった。
中に入ったら、やっぱり光が強くて、前よりも綺麗に感じた。
重い荷物を背負いながら、何枚か写真を撮った。
表に出て、撮影ポイントに座って休憩しつつ、また写真を何枚か撮った。
まだ時間はたっぷりあるので、ガラタ橋のほうに行くことにした。
もう電車の乗り方はわかっているので気楽だが、荷物が少々大きくて重いのが面倒。
空いていたので外の写真を撮ったりしつつ、のんびり。
海沿いの景色はホントすがすがしかった。
さすがに晴れてるからキレイだ。
橋で釣りをする人々を撮って、橋の下のレストランでスズキのムニエルを食べた。
15TLのところを、交渉もしてないのに12TLにしてくれて、チャイもつけてくれた。
他にほとんど客がいなかったからかな。
海の景色を眺めながら魚を食べるとは、なかなか休日っぽい長閑さだ。
食べ終わってもまだ12時半くらいだったので、エジプシャン・バザールに行こうかと思ったが、
地図のそれっぽい方向に歩いても見つからなかったので、13時を待たずして諦めた。
さすがに荷物が重いときに迷うもんじゃない。
また路面電車に乗って、途中の駅で電車に乗り換えて空港に向かう。
かなり混雑していた。
そして、ずっとぴったり背後にやせ細った男が立っていて、気味悪かった。
話しかけられるでも、触られるでもないので、ムシすることにした。
乗り換えの駅の手前が終点で、乗り継ぐ必要があった。
それはわかっていたので、降りて次の電車を待っていたら、さっき背後にいた男が手招きしてる。
他の乗客に路線図を見せて、この駅に行く?って聞いたら、行くというのでそのまま乗った。
乗り換えの駅でちゃんと降りて、メトロに乗り継ぎ。
背後にいた男も、手ぶらで空港に行く格好じゃないのに、なぜかついてきて気持ち悪い。
これは金欲しさに道案内してるつもりだろうな、と思ったので、巻いた。
ちゃんと自分で行けるもん。
空港は初日にいろいろ歩いたので、もう十分に見覚えがある。
搭乗したら12時間で成田。
朝10時に成田着なので、まだ一日が長い。
このパターンは珍しいな。
原発
ホントうんざりするね。
今さら炉心溶融してたことの発表とか、
一番危惧されていたことを隠すとかありえない。
海水注入を中止するよう指示したのは誰かとか、
今やることか?それ。
企業トップや政治家からどうして嘘つきを排除できないのか?
嘘をつけない人はこんな汚い世界に入りたくないからか。
無意味で幼稚な言い争いばかりなのは、与党対野党という構図のせい?
個人個人がちゃんと考えて話し合いしろよ。
自分の利害なんて考えないでいれば、
良い方向に向かうための行動って、もっと他にあると思うんだけどな。
5/6: 雨のイスタンブール
6時くらいに一度起きたけど、もちろん二度寝。
その次に起きたのが8時くらいだから、10時間以上寝たかな。
もちろん眠気はすっきりなくなった。
で、廊下に出てみてビックリ。
雨が降ってる。
降ってたようだ、じゃなくて、ガンガン降ってる。
完全に予定外でショックだったが、とりあえず朝ごはん。
パンと野菜とか、いつもの感じ。
ゆっくり食べたけど雨がやむ気配はないので、出かけることにする。
とりあえず、トプカプ宮殿に入るのに20TLで、
その中のハレムに入るのに15TLが必要だったが、所持金が30TLしかなかったので、
まずは両替をしにグランドバザール方面へ行こうと決めた。
その前に無料で入れるブルーモスクに行ってみた。
もし晴れて入りたくなったら入れるしね。
周りでは傘売りが大盛況。
女性はスカーフとロングスカートじゃないとダメって看板があったけど、
前のツアーのマネをしていたところ、ただ靴を脱ぐだけだった。
ブルーモスク、これも予想を裏切って良かった。
アヤソフィア博物館でも驚いたけど、
こんな巨大なドーム建築が昔からあったってことに、再び驚いた。
建築のことがもっとわかったら、もっとおもしろいんだろうな。
途中に何軒かある両替所でレートを確認しながら、テクテクとグランドバザールに向かった。
1ユーロ2.225リラくらいだったのに、直前のところで2.240ってのがあったので両替。
まぁ、歩いてる間にレートが変わっただけかもしれないけど。
まだ雨だし、グランドバザールには屋根もあるので、
そのまま戻るのももったいないと思い、雨がやむことを願いつつ、ふらふら。
気になっていた鏡のコンパクトを2つと、ケータイストラップを2つ買った。
そして外に出たら、傘が必要ないくらいのパラパラになっていた。
でも、まだ空の雲は厚く、晴天は望めそうになかったので諦めて、
予定通りトプカプ宮殿に行くことにした。
チケットを買って中に入って、すぐにハレムに行く。
地球の歩き方に混むって書いてあったから。
でも、そんなに混んでなかった。
外に小学生の遠足みたいな団体はたくさんいたが、ハレムには来ないらしい。
こんな天気だから、皇帝の妻たちや母が住んでいたところを見ても、
ここに住んでいたのか~寒そうだな~と思ってしまう。
広くて天井も高くて、壁はタイル張りで、寒そう。
生活の光景を思い描こうとしても、描けなかった。
イスラム圏の方々はこういう暮らしを理想とするのかな?とか、
そういうことばかりずっと考えてた。
宝物館なんて、巨大なダイヤモンドとかあったりして、
その割に警備は他のところと同じなので、これ本物?と思ったり。
他の宝石はともかく、86カラットのダイヤという4,5cmあるダイヤは輝きが違った。
ハレム以外のところは、小学生の遠足軍団がたくさん。
ワイワイガヤガヤと騒がしかったが、
たまに通りすがりに、恥ずかしそうに小さい声でコンニチワという子もいて可愛かった。
晴れるのを待って、だいぶゆっくり回ったつもりではあるが、
レストランは高かったのでやめて、カフェは寒そうでやめたので、時間つぶせず。
結局3時間弱いたようで、14時くらいに出た。
もう手がかじかんでいたので、とにかく暖まりたかった。
今ちゃんと食べたら夕食が食べられなくなりそうだったので、
カフェでスイーツとコーヒーにした。
いくつかあったスイーツ店のうちの1つ。
バクラワを3種類とヌガーを、エスプレッソコーヒーとともに。
美味しかった。
雨はやんでいたので、公園のFree Wifiを試したが、画面に光が当たって見づらかったのと、
接続が制限されています、になっちゃったので、すぐ諦めた。
こういうときiPhoneとかは気軽に試せていいなって改めて思った。
やっぱAndroidを買おう。
予定していたブルーモスク、グランドバザール、トプカプ宮殿は回ってしまったので、
昨日見かけたけど行けなかったトルコ・イスラム美術博物館へ行ってみる。
たくさんの綺麗なコーラン、8m以上もある巨大な絨毯、
あとはノマドの生活を再現したものなど、意外におもしろかった。
途中で外に出られるところがあったので、休憩しようと出てみた。
なんと!晴れてる!!
よし外に出よう、と、最後にお土産屋さん&カフェに立ち寄ったら、
コーヒーを飲んでた人に話しかけられたので、少しおしゃべり。
妻が中にいるんだ、と言いながら、私を誘ってくるのがスゴイ(笑)
私は student face らしく、それから、なんで日本人は baby faceなんだ?とか。
もっと話したさそうではあったが、外が晴れてるので写真を撮りに行きたいとサヨナラした。
ブルーモスクとか外から見えるところは、ここぞとばかり撮る。
もう一度トプカプ宮殿に入れないかな?と行ってみたが、半券があっても1回しか入れないらしくて残念。
確かに、何回も入れたら転売されちゃうか。
写真は諦めて、最後にもう一度グランドバザールに向かう。
今度はもう最後のお土産タイムのつもり。
晴れたことが嬉しくてしょうがなくて、テンション高かった。
ブルーモスクらへんまで戻ってきたところで道で話しかけられ、また少しまともに話した。
どこから来たの?っていうお決まりの質問をされたので答えたら、ホントに日本人?と疑われた。
なんで?って聞いたら、肌が黒いからメキシコかスペインかと思ったと・・・
そういや、同じ理由でタイ、マレーシアって言われたこともあったな。
で、彼はデザイナーをやってて、日本には4回行ったことがあるという人だった。
2回は観光で、2回はデザインの個展みたいなやつって言ってた。
けど、そこから絨毯の話になって、自分用のお土産は何を買うんだ?とか怪しい空気。
私が自分用のお土産は写真だけで充分!って答えたら、残念そうだった。
他の人のお土産は買うかって聞かれたから、グランドバザールで買うって答えたら、
それならTurkish delightがいいよって教えてくれた。
それを買うつもりだったので、よし!って思った。
それから、また絨毯の話に戻って、もし買うんだったら・・・みたいに言ってきたので、
I don’t buy と、にこやかに断ったらバイバイってなった。
お土産を買わない人に勧めてもしょうがないと思ったんだろう。
で、気を取り直して、グランドバザールに向かう。
途中で、あれ?見覚えのある顔だな・・・って思ったら、さっき博物館で話した人だった。
妻が薬局に用があってね、と言いながら、今晩の予定は?と誘ってきた。
懲りないやつだなーと思いつつ、ある意味すごいなと感心。
No chance? と言うので、うん、No chance って答えたら、
Your boyfriend is lucky… と残念そうだった(笑)
そんな話をしているとき、カッパドキアのGreenツアーで一緒だった男二人組に遭遇。
他の人に会いました?って聞いたら、やっぱり会ったらしい。
イスタンブール、狭いな。
これでもうツアーで会った人の半分くらいに会ったぞ。
それからも、歩いている途中でレストランの人にお茶を飲もうと誘われたりした。
時間と心に余裕があるときだと、少し話して適当にかわすという、まっとうな断り方ができるな。
余裕がないと、無視かNo!!かどっちかだから申し訳ないのだが。
晴れてるところで話したり歩いたりしてて喉が渇いたので、フルーツジュース。
そしてグランドバザールを歩きまわって、目的のお土産を買い、
所持金が40TLになってることに気付いて若干焦った。(2000円くらい)
夕食と、明日の昼食とおやつだから、たぶんちょうどいいくらいだけど。
また足の裏にマメができたらしくて痛くて、もう歩き疲れたので、18時半ごろ戻ることにした。
帰る途中で夕食を・・・と思っていたが、なかなか決められず、
呼び込みをしていた店で、ガラス越しに見ていたら声をかけてもらったので、そこにした。
気になってたのは、キャベツで巻いた肉かと思ったら、ポテトとのこと。
食べたことなかったので、そのポテト焼きみたいなやつを注文。
なかなか美味しかった。
半分以上食べたくらいで、1人旅の日本人女性が来て、店の人が相席をすすめてきた。
(混んできてたので、座る場所がなかったってのもあるんだと思うけど)
会社の研修みたいなやつで1年間フランスにいて、
今は日本の休みに合わせて休みをとってトルコに来たらしい。
最後に名刺をもらったが、この会社はそんなことやってるのか、すごいなと。
イスタンブールから一人旅を始めたらしく、客引きとか大変じゃないですか?と聞かれた。
私の印象ではイスタンブールが特に大変なだけであって、他のとこはそこまでじゃない。
彼女は次にカッパドキアに行くらしいので、超癒されますよ!と答えておいた。
あんまり口数の多い感じの人ではなかったので、ポツポツ話して、
こっちがだいぶ早く食べ終わったので、そこでバイバイ。
夕焼けだったが、あんまりそれっぽい写真は撮れなくて残念。
もう歩けないってくらい疲れたので、ホテルに戻った。
そしたら、宿スタッフの兄ちゃんたちがいた。
とりあえずってレストランに通された。
お腹いっぱいだって言っても、何か飲まないと帰さないよ~って言うので、アップルティーをもらった。
兄ちゃんは今夜クラブに行かない?と誘ってきたが、
もう疲れて歩けないからムリ!って断った。
すぐさま次の兄ちゃんが登場。
ちょっと年上な白髪まじりな兄ちゃんとは座っておしゃべり。
けっこう聞き取れないことがあって、ん?ってことが多くて申し訳なかった。
最終的にはそれをマネされて遊ばれていたが。
何歳?と聞かれて答えたら、自分は何歳に見える?と聞かれた。
35歳って答えたら近いと言ってたけど、
白髪になってきたしお腹出てきたし~というので、40歳?と聞いたら上すぎたらしい。
ホント外国の人は年齢がわからんものだ。
白髪は早い人もいるから多少差し引くとしても、
日本であの感じだったら、45歳ってところなんだけどな。
ここでも日本人に見えないと言われてしまったので、なんで?って聞いたら、
Open mindだからって答えだったので、ちょっと嬉しかった。
日本人は怖がりだから話してくれない人が多いって言ってた。
でも友だちになるとちゃんと話してくれるから、やっぱり日本人は好きだって言ってた。
で、こっちの兄ちゃんは後でテラスで飲もうって言ってきたが、
もう疲れたから部屋で休みたいって言って断った。
ごめんよ。
どうやらホテルのマネージャはこれらの兄ちゃんではなく、横でニコニコ見ていたおじさんらしい。
マネージャはほとんど英語をしゃべれないらしく、さっきの兄ちゃんたちが通訳。
彼に2泊分の支払い78ユーロを済ませた。
マネージャはチャラくなくて安心した^^;
そうこうしてたら、部屋に戻ったのが20時半。
夕焼けがいちだんとそれっぽくなっていたので、廊下の窓から写真を撮った。
シャワーを浴びたら、突然水しか出なくなって残念だった。
他の人と時間がかぶるとダメなのかな。
さて、明日はチェックアウトしたら、ゆっくり空港に向かおう。