2007.12.16
グアンタナモ、僕達が見た真実
9.11の後で、米軍に無実の罪で拘束され、
解放されるまでに2年半もかかったパキスタン系イギリス人の話。
友人の結婚式に出席するためにパキスタンに行き、
そのまま、あれよあれよという間に、巻き込まれて拘束される。
イギリス人だからすぐに解放されるだろうという読みの逆で、
スパイだとか嘘つきだとか、アルカイダの一員だと認めるまで拷問は続く。
いちおうの食糧が与えられるけど、ほとんど人間扱いされていない。
米軍のいやらしさがイヤになる。
よく生きるための努力を続けたな、よく諦めなかったな、と感心。
あの世界で生きていても虚しいと思ってしまう。
街や人の雰囲気を見ていて、エジプト旅行を思い出した。
アラビア語圏、イスラム圏の空気なのかな。