2007.01.10

エジプト旅行記UP

アエロフロート航空のサービス
いきなり手違い
ツタンカーメン
オンデマンドな地元のバス
ラクダでぼったくり?
ピラミッド
箸が転がっても楽しい?カイロの若者たち
路線バス5時間
Hot Spring
ノエルの家
白砂漠の奇岩
家族旅行と一人旅
地下鉄は日本と同じ!
観光地カイロ、その裏のカイロ
タクシーとシャトルバス
モスクワ観光

少しずつアップしようとしてたけど、なんだか落ち着かないので、いっきに全部。

内容は旅行中の暇なときに書いてたものなんだけど
(暇な時間がありすぎたので文章が長いっすね・・)

昨日それをタイピングしてて、随分とぎこちない動きの指にとまどった。
1週間でこんなに動かなくなるもんだっけ・・。

気が向いたら読んでくださいませ。
 


2007.01.10, 22:26 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

モスクワ観光

1月8日

モスクワのシェレメチェボ空港でトランジット12時間。
12時間もあるので、あらかじめ入国ビザを取得しておいた。

出てからTRANSITじゃなくて、EXIT。
パスポートチェックも問題なく通過して、朝7時半。

とりあえず銀行で60ドルを両替してきたところで、タクシー?と声をかけられる。
路線バスで駅に行けて、地下鉄で赤の広場の近くまで行けるとだけ調べていたので、
駅に行きたいということを言ったら、返ってきた答えは「English?」

ロシアでも英語はそうそう通じるものではない。
英語のできるドライバーを紹介してくれて、
彼は近くの駅まで60、赤の広場まで80で行ってくれるという。

両替したときのお金が500札や100札だったので、払えると思い込んでいた。

ただ、単位が違った。

両替したときのお金はルーブルで、彼が言っていたのはユーロ。
3000ルーブル、もしくは120ドルで行ってやると言われたが
そんな大金を持っているわけなく、いったん諦める。

眠い頭で、1ユーロ、1ドル、1ルーブルの関係を整理。
以前調べたときのノートに地下鉄15と書いてあったので
100あれば往復できるし大丈夫だろうと、ATMで引き出す。

とりあえず軍資金は、100ユーロと、60ドル分のルーブル。
動こうと決心して歩きまわり、
空港の隅っこに地下鉄の路線図があるのを発見。
バスが出てるらしいことも書いてある。

でも、バスの値段が書いてない。
とりあえずバス乗り場や、降りる駅などの情報をノートに書き写していたら
また「タクシー?」と声をかけられる。

ここから、全て変わった。

赤の広場に行きたいと言うと、1300ルーブルで連れてってやると言われる。
さっきの人の値段より格段に安い!
TAXI と書いてあるブースに書いてある正規料金とも一致。

払えるし、それで行こう!とローカル交通の使用をあっさり断念。

声をかけてきた(たしか)ゲザさん、英語ができる。
まだ8時くらいで早いかなと思ったが、タクシーに向かう。

クリスチャンのクリスマスの祝日ということで、道路がすいているそうだ。
彼は、走っている最中に見える建物のこともたくさん説明してくれて、
だんだんゲザさんを信用していったが、
またチップをねだられるのでは?とエジプトのことを思い出して不安にもなる。

1300ルーブルを財布から取り出して握り締めながら、談笑。

赤の広場までは40kmほどらしく、1時間しないで到着。
そこの駐車場で1300ルーブルを支払うと、帰りのフライト時間を聞いてきて
モスクワ市内を走って、空港まで帰るのも含めて、プラス60ユーロでどう?という交渉。

その60ユーロだって、最初のドライバーに提示された80より安い。
特にチップをねだる様子もなかったし、
日本と同じく提示料金どおりなのかな?と安心していたので、OKする。

ここから、おじさんの観光ツアー開始!

赤の広場を見るために外に出ると、さすがに寒い。
でも+2℃ということで、かなり暖かいそうだ。
雪もなく、異常気象と騒いでるそうだ。暖冬だね。

曇天の中、赤の広場や罪人の首を落としたところ、レーニン廟など、
見るものをいろいろと解説してくれる。親切だ~~。
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クリスチャンがお祈りしている教会にも連れて行ってくれた。
門番が私が入ることに対して何か文句を言ってきたが、なんか言って入れてくれた。

その後もお土産屋さんで私が買えそうなものを探してくれたり、写真を撮ってくれたり、
タクシードライバーにはもったいないくらいのサービス!
もうすっかりゲザさんのことを信用した。
11歳の娘さんがいて、奥さんを大事にしている48歳だそうな。
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赤の広場やクレムリンを見てから、
今度は、スキーのジャンプ台とか、サッカー場、バスケコート、テニスコートなど
オリンピック関係?の場所に連れて行ってくれた。

そこのお土産屋さんでマトリョーシカ人形を売っていて
(中からどんどん小さいのが出てくる木の人形)
わたしが小さいのを1つだけ欲しいと言うと、店のしつこい勧めをシャットアウトしてくれた。

最後にまた赤の広場やクレムリンを車窓から眺めて、
モスクワの高級ショッピング街を眺めながら、12時ごろ、空港に戻ったのだった。

この親切な運転手さんに会ったおかげで、モスクワの数時間をすごく楽しめた。
一人で寂しい思いをしながら彷徨いたい街ではない。
寒いし、雲は厚いし、物価は高いし。。

だから、ありがとう。
お金を使ったおかげで、こんな良い思いができるんだね。

ゲザさんも言っていたけど、モスクワは物価が高い。
パリや東京のようなもんだって言っていた。

雰囲気的には、スイスのチューリッヒを思い出し、
観光より出張で来るところかな・・というのが正直な感想。
この機会に訪れることができてよかった。
 
 
お昼を食べて13時。
搭乗は18:40だが、もう所持金もほとんどなく、
それを使い切り、寝たり歩いたり、グダグダと旅の最後を過ごしたのであった。

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そして帰国。
  


2007.01.10, 01:31 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

タクシーとシャトルバス

1月7日

深夜の飛行機でエジプトを去る。

ホテルに戻って荷物とパスポートを受け取ったのが17時半。
空港に行くには早すぎることはわかっていたけど、
お金はないし、時間をつぶす場所もないので、空港へ行っちゃう。

タクシーはアラビア語Onlyのが2台ほど続き、やっと英語がわかるドライバーが来た。
50LE(約1000円)で空港まで行ってくれると言っていたのに
空港入場チケットを買ったからあと10ドルよこせとか言ってくる。

話が違うじゃん!とか言っても全然聞いてくれない。
財布の有り金全部、52LE+5ドルを渡して、カラの財布を見せたら許してくれた。
カラなのを見て、すまねぇって顔しやがった!むかつく~。

ちなみに、地球の歩き方には入場料5LEと書いてある。
値上がりしていても10LEだろう。
10倍も請求しやがって・・ むかつく~。

しかも、ターミナルが違った。。。
ターミナル番号は私もわかってなかったから、ドライバーのせいじゃないんだけど。

タクシーが到着したのはターミナル2。
Informationで聞いてみたところ、アエロフロート航空はターミナル1だそうだ。

FREEのシャトルバスがそこから出てるよって教えてくれたのだが
バスのドライバーに聞くと、このバスじゃない、と言われる。
たしかにバスには、ターミナル2行き、駐車場行き、としか書いてない。

何回、誰に聞いても、「そこで待て」としか言われず。
30分待ってもターミナル1と書かれたバスは来なかったので、少し歩く。
ギリギリの時間に来なくてよかった・・・と思いつつ
ものすごく孤独。

「タクシー?」と声をかけてきたおじさんに、
ターミナル1に行くバスに乗りたいと言ったら、バスの運転手さんと話してくれた。

そこでバスの運転手さんがバーッと何か話してくれたが
全部アラビア語だったので、思いっきりポカーンとしていたら
無線を持ったおじさんに私を預けてくれた。ありがとう。

その後もバスが出るまでの間、
どこから来たの?日本?ナカタがいるところだ!どのチームが好き?ジダンすごいよな!
みたいな感じの話をしてくれて、
やっと孤独から解放されて、親切が嬉しくて泣きそうになった。

ターミナル1行きのバス(というか何も書いてない普通のバン)がやってきて
それに乗せてくれて、やっとターミナル1に到着。
ありがとう。
 
 
そんなこんながあったけど、やっぱり深夜まではだいぶ時間がある。
チェックインしちゃえ!と思ったのに、早すぎて通してくれない。

23時にまた来いと言われ、たびたび確認しに行きつつも通してもらえず、
3時間ほど日記を書いたり、ボーっとしたり、コンタクト外したりして過ごした。

23時にやっとチェックイン。
1:15に搭乗ゲートだったので、CNNを見たりしてたら、すぐに時間は過ぎてくれた。

搭乗してから、すぐ寝てしまい、起きたらヒザの上にロシアの入国カード。
オレンジジュースを飲みながら入国カードを書いて
寝たり起きたりを繰り返しながら、夕食がわりの夜食(機内食)をいただく。
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起きたらもう着陸。4時間ほとんど寝てた。
今度は拍手は起きなかった。
 


2007.01.10, 01:30 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

観光地カイロ、その裏のカイロ

1月7日

カイロ最後の日。

9時間も熟睡して、8時ごろ朝食へ。
いつも旅行中はすぐ起きちゃうのに、今回の旅は不思議とよく眠れる。

最後の準備をして、荷物をホテルに預け、またNile Hilton Hotelへ。
お金がないのでまた銀行なのだ。。
どうもこの旅はずっと金欠で、とうとうATMから引き出してしまった。

軍資金を手に入れ、モスクがあるほうへ向かう。

地図を片手に、観光客の全くいない普通の道を行く。
たまにアローとか声をかけられ、スマイルを返す。

アブディーン宮殿、イスラーム芸術博物館(closed)、ズウェーラ門。
地球の歩き方に書いてある見所を回る。
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そしてその近くが、ハーン・ハリーリというお土産屋さんがいっぱいあるところ。
それまでほとんど見かけなかった観光客がたくさんいて、
なんか安心した。

売ってるものは、ピラミッドやスフィンクスの置物、水タバコ、民族衣装、Tシャツ、
ラクダの人形、香辛料など。
観光客がたくさん来るところだからか、どれもちょっと高かった。
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2周くらい見てから、また近くの見所であるフトゥーフ門へ行こうとした。
地図を見ながら行くが、どうも目的の道路がない。
方角があってるから大丈夫だろうと進む。

でも途中で、これは絶対に違う!と確信を持つことができ、
正しいと思われる方向へ曲がった。

そしたら、完全に観光客のいない道路に出た。

観光客は通らないんだろうなぁと思う道で、小さい子に声をかけられ、
そのまま何かを言いながら付いてきたり・・・。
ちょっとバハレイヤを思い出す場所だった。
一歩観光地から裏に入ると、素朴さもあったりするカイロ。

そこから、ガーマ・ハリーファ・イル・ハーギム、バシュターク宮殿、
スルタン・バルクークのマドラサ(学校)、スルタン・カラーウーンのマドラサ(学校)を見る。
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どれもカイロの道路と違って、丁寧で綺麗な造りなのが、不自然・不思議だった。
ちょうどその一帯は道路工事中で汚かったから、余計にそう思えたのかもしれない。
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そしてまた、ハーン・ハリーリまで戻り、雨が降ってきたのでレストランで昼食。
サンドイッチとジュースで40L.E.(約800円)と、メチャ観光地価格だった。。
がっかり。
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次の見所、シタデルに行こうとしたら、おじさんに話しかけられる。
めずらしく、ちゃんとした英語だった。

彼は車関係の仕事をしていて、日本で働いていたこともあるらしい。
エジプト人は観光客を歓迎しているとか、
だいたい良い人だけど、たまに悪いやつもいるから気をつけて、とか
日本人は金持ちだと思われてるから気をつけて、とか、いろいろ話してくれた。

なんか元気になった。
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それからシタデルに行く道にも、いくつかモスクがある。
崩れた家やデコボコの道路から、急に大きくて綺麗な建物が現れる。
その違和感は相変わらず。
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綺麗そうだなと思っていたブルーモスクも closed。

シタデルに到着したと思ったが、入り口がわからず、警官に聞く。
そしたら今日はクリスマスのフェスティバルをやっていて、closed だそうだ。

いろんなところが closed で見れず。

次は、ガーマ・リファーイー、ガーマ・スルタン・ハサンという
世界最大級のイスラム建築。
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ここでやっと中に入れた!
各々25L.E.ということだったので、ハサンのほうだけ入る。
地球の歩き方には、中でミナレット(塔)からカイロを展望できると書いてあったが
そんなところは開放されていなかった。。。

さてさて疲れたし、暗くなる前に帰りたかった。

地図を見ながら歩いていったら、スーク・イル・アタバ(市場)に到着。
トマトやオレンジを売っている一角はよく見る光景だったが
その裏側一面は、まるで秋葉原。
ファミコンからPS2から、スピーカー、ラジオ、アンプ、いろいろ売っていた。
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そこからホテルに戻る途中の道で、道を間違えたらしい。
たぶん6叉路のところで間違えたのだろう。

修正のつもりで曲がってみたら、
ますますどこにいるのかわからなくなってしまったので
近くにいた警官に聞いて、暗くなってきた17時頃、ホテルに到着。

やっぱり1本間違えてたな。。
 
 


2007.01.10, 01:29 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

地下鉄は日本と同じ!

1月6日

路線バスの終点は、ギザ駅の近く。
ピラミッドのあるギザの通りではあるが、ホテルから遠い。
到着したのが20時くらいでもう暗くなっていた。

ホテルを出るときにオーナーさんに教えてもらったとおり、
バスの進行方向に進み、地下鉄ギザ駅を発見。

チケット窓口で1L.E.を払い、切符をもらう。
どこでも均一料金みたい。

さて教えてもらったのはここまで。

タフリール広場まで行けばホテルの場所はわかるのだが、
そこまでどう行けばいいのか、どっちのプラットフォームなのか、わからない。

地図と駅を見比べて、何かヒントはないか?と思っていたら、
改札の向こう側に行き先一覧が書かれている。
○○方面じゃなくて、1つ1つの駅の名前が英語で書かれている。
地図と見比べ、降りるべき駅と乗るべきプラットフォームを知る。

そしたらあとはわかりやすい!

車両の作りも日本と同じ。駅の看板も同じ。
じろじろ見られること以外は何も変わらない。

というわけで、カイロの地下鉄は、英語表記があるのでラク!
チケットを買うところが窓口だってことだけ知ってれば大丈夫だ。
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お腹はあまりすいてなかったので、そのままホテルにチェックイン。
外は相変わらずのクラクションの嵐で、都会を感じさせる。
深夜になってもずっとクラクションが鳴っているのだ。
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カイロでも、あのご家族が降りたあたりは、もっと都会で英語がいっぱいあった。
ドレスやスーツも売っていたし、おしゃれな店がいっぱいあった。

カイロ、都会だ。
 


2007.01.10, 01:19 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

家族旅行と一人旅

1月5日

夕食の時間、ソファーに座るタイプのゆったりした雰囲気のレストラン。
日本人コーナーですよ~とオーナーさんが言っていたとおり、
近くのテーブルには、4人家族と1人旅の女性がいた。

ご家族のほうは、昨日着いてすぐに1泊2日の砂漠ツアーに行ってきたそうだ。
家族とかグループだと、1泊2日のツアーもしてくれるみたい。いいなぁ。
お子さん、上の子はしっかりしてて、下の子はうろちょろと元気いっぱいで楽しい。
女性一人の方はカイロ在住で週末の休みを使って来ているそうだ。

みなさんお酒を飲まれていたので、この旅で最初のアルコール。(最後でもある)
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レストランでは楽器演奏とダンスがあって、
ソファーでゆったりと見ることができて、たまに気楽に日本語でおしゃべりもできて、
とてもリラックスして過ごせた。

食べ終わってしばらくしゃべって20時半、
部屋に戻ってすぐに水着に着替え、温泉につかった。
 

1月6日

ご家族は帰りのバスも一緒ということで、それまでの時間の過ごし方も似ていた。
バスは15時だったので、10時ごろからメインストリートのほうへ観光。
歩ける範囲のポイントはいくつかしかないので、行く度に彼らと会った。
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子どもたちも現地の言葉や英語で少し現地の人としゃべったりしていて
とてもたくましく育っているんだなぁと、感心したし、羨ましかった。

観光を終えてホテルに戻り、まだ時間があったので、再度ブラックマウンテン。
そこへ行くという選択まで、このご家族と一緒だった(笑)

まだ時間があったので、ホテル内の公園で兄弟が遊んでいるところを眺める。
お兄ちゃんがちゃんと弟くんの面倒を見ていて、
二人とも楽しそうに遊んでて、その光景を見ているだけで、なんかいいなぁって。。
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こういう家族を見るとき、ちょっと前まで子ども目線だったのに、
今は親の目線も子どもの目線でも、両方の立場で見ている自分がいる。
そんなことに気付いた。

それまでずっと、どのガイドさんにもドライバーさんにも、
結婚してないのか?彼氏はいないのか?なぜなのか?と聞かれて、
辟易していたところなので、家族連れが羨ましかった。

帰りのバスも、路線バス。

彼らは宿泊ホテルが終点より手前だったらしく、
途中の道路で降ろしてもらってた。

現地の方々に混じって逞しく成長していく子どもたち、
子どもを連れてこういうスタイルの旅をできる親たち、すごい。かっこいい。

今までそんなことをぼんやり思ったことはあったけど、
目の前に、それを実現している家族がいた。

もし私に子どもができたら、こういうことしたい。
そんなことを思わせてくれる家族だった。
 


2007.01.10, 00:55 / 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

白砂漠の奇岩

1月5日

ドアをノックする音で飛び起きたら、違う部屋だった。7時半、熟睡してた。
朝食が何時か聞くのを忘れていたので、朝の散歩がてら偵察。
まだ準備中だった。

陽が射しているので、写真を撮りにもう一度ブラックマウンテン。
上まで行ったら、フリースだけじゃ寒かった。
朝は動物たちが元気で、ロバや鶏の鳴き声が聞こえてくる。
朝から晩までクラクションが聞こえるカイロに比べたら、平和でいい。

10時、ムハンマドと会って、いざ砂漠ツアー!!

黒砂漠、クリスタルマウンテン、白砂漠をまわる。
ムハンマドはわたしの名前を発音できなくて、結局マギーという発音で落ち着いた。
だから、この日のわたしはマギー。

彼はけっこう無口。だから、お互い無口。
しゃべらない時間が長くて最初はやりにくくて、無口な自分を責める気持ちもあり。
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1時間ほど走って、黒砂漠。4000万年前のものらしい。
ジープでずんずん砂漠の中に入っていき、この山に登れば黒砂漠が見渡せると。
砂の足元で、急な勾配だったので怖いし疲れたが、見渡せた。
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少しまた走って、カフェテリアという名前の店に到着。ランチタイム。
ムハンマドがキッチンを借りて、ざっと料理してくれた。
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途中から彼は友だちとおしゃべりを始めてしまったので、私は外を散歩。
彼とあまり話せていないことに罪悪感を感じてしまい、
イライラしてきてしまったので、その気持ちを落ち着けたかった。

そろそろ出発するかなーと思って、またムハンマドのところに行くと
これからお祈りに行ってくるので5分待ってて、と言われる。

裏手の砂漠のほうを歩いていたら、ロバの白骨死体を見つけてしまった。
30分ほどして、エジプト人たちは戻ってきた。
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次はクリスタルマウンテン。
遠目から見て、どこがクリスタルなのか全然わからなかったが、近くで見てビックリ!
半透明な石がキラキラ輝いていた!良い天気でよかった~!
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そして次は白砂漠!?と思ったら、車の前方に見えるのがモニュメントバレーのよう。
だんだんとそこへ近づくと、フラワーストーンが見られる場所ということ。
不思議な形をした化石だ。
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ここも周囲の岩がかっこよかった。
ここではっきりわかったのは、わたしは奇岩好きってこと♪
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もうだいぶ周囲は白くなっていたところで、WHITE DESERTの看板。
そこからは砂漠の中を走る。

白砂漠だ!!!

ワクワクするような岩がいっぱいあり、その横を走る。
このエリアは広く、たくさん走って少しずつ岩の雰囲気が変わるが、どこもなかなかいい感じ♪
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16時に近くなってきて、陽が紅くなりかけていて、なかなかキレイ。
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たくさん写真を撮って、ムハンマドが入れてくれたシャーイ(紅茶)をいただく。
他のドライバーさんたちも集まってきて、ワイワイと楽しそう。
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途中でサンセットの写真を撮らせてあげると言われ、白砂漠を後にする。
ムハンマドがお祈りをしてから、出発。
あまりしゃべらないまま、でも空気は柔らかく、まっすぐな道をとばす。

だんだんと陽が落ち、最後あと少しというところで車を止めてくれた。
ムハンマドはまたお祈りをしていた。
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最後、やっぱりチップはいくらが適当なんだろう?と悩んでしまったが
当然ラクダのおやじよりはたくさんにした。
いつもいつも、チップは適当な金額がわからなくて困る。


2007.01.10, 00:19 / 2007.01: エジプト&ロシア
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