2006.04.17
フィラメント デラックス版
辻仁成が監督。
虚しさ全開の青春。
家族が崩壊しているからキレる?
母親が家出しても、父親が変態でも、
きっとそんなことは本当の理由じゃなくて、
たぶんそんなことよりは
愛しちゃいけない人を愛しちゃったってことのほうが
理由としては強いんだろうけど。。
虚しさと、それに対する
どこに向けたらいいかわからない怒り。
それはとってもよく伝わってきた。
マジであの不良にむかついたくらい、
若者の無駄な自己顕示欲はよくわかった。
キレる若者像。
そんなもんプラスの感情ではないけれど、
昭和の香りのする虚しい青春として
そんなに悪いものでもないかな。