2006.03.13
半落ち
アルツハイマー病になることの怖さがよくわかった。
もし自分がそうなったと自覚してしまったら
壊れてしまう前に命を絶ちたいと強く願うだろう。
老いてから他人に迷惑をかけたくないという気持ちは
絶対に生まれてきてしまうと思う。
でも、一人で生きて一人で死んでいくことも、
周囲の人々の心に与える影響はマイナスのものだろうと思うし、
なかなか自分も周囲も幸せに死ぬのは難しいのではないかと。
もし誰かと一緒に、家族と一緒に生活しているとして、
幸せな死に方は幸せな顔をしたまま苦しまずに死ぬことかな。。
そして何も後悔ないと、やり残したことがないと、
自分も周囲も納得していることが大事かと。
そう頭で思っていても、この先どうなるかなんてわからない。
今わかるのは、今の私に命があること、
そして今この家で死んだり、事故に遭ったりしたら、
いろんな人に迷惑をかけるだろうということ。それだけ。
今ある命を大切にしよう。それしかできない。
さて、
寺尾聰が良い味。目が語ってる。
柴田恭兵が煙草っぽい。そして演技がくさい。
吉岡秀隆は後半で急に出てきてキャラ濃すぎて微妙。
伊原剛志はカッコよかったな。
弁護士と同期とか言ってるのが真実味ゼロだったけど。
ついでに梶さんが49歳にも見えない。
女性記者が検事の自宅に2回も上がりこんでるし、
判事は家で奥さんと相談して判決文書いてるし、
そんな感じで、めちゃくちゃに感じるところがたくさん。
原作はいいっていう話も聞くけど、どうなんだろ。