2005.10.09
サタデー・ナイト・フィーバー
ジョン・トラボルタという名は聞いたことがある.
でも,初めて見た気がする.生まれる前の映画だしな.
かっこつけた振りがサマになってるのだが,
その仕草とはちょっとズレて静かで淋しげな眼.雰囲気がある.
音楽にのって,キザに歩く.
そんな姿からスタートしたのに,
予想以上に静かな,おとなしい話だった.
バカなことをして夢中になって,という若者像よりも,
いつも何か物足りなくて,世の中に不満で,悩んでる感じ.
ダンスで自分を発揮する人もいるだろう.
きっと今でも同じように何か自分の得意なものを頑張って
それだけで自分というものを保とうとしてる人は,いっぱいいるだろう.
時代が変わっても,対象が変わっても,
若者の心理はあまり変わらないんだろうな.
静かに,その時代の雰囲気に入っていけた.
ドラマ性を変に求めるよりは,時代そのものを写し取った感じ.