2007.01.09

ツタンカーメン

1月3日

朝食会場のレストランには、他の客は誰もいない。
あまり人気のあるホテルではないのか、皆さん朝が遅いのか。
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バハレイヤオアシスに行くので、カイロの観光は初日と最終日のみ。
せっかくの観光日なので、朝から、とりあえず街をぶらつく。

考古学博物館はホテルの目の前なので、とりあえずお金の両替。
Nile Hilton Hotelで両替できると昨晩聞いておいたのだ。
ホテルの入り口で荷物チェックを受け、ゴージャスなホテルで70ドルだけ両替。

博物館は9時オープンだが、まだ1時間ほどあったので、
午後にピラミッドへ行くためのバス停の偵察に行き、探してみたが見つからない。

開館時間が近づいたので、いったん諦めて博物館へ行く。
もうオープン待ちの人がたくさんいて、大混雑。
時間になったら、今度は入り口の荷物チェックでまたゴタゴタ。
カメラは持ち込み禁止ということで、外まで預けに行かなければならず、時間を食う。
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ガイドを頼まなかったので、どう進むべきかわからず、
1階をほぼ素通りして、まず2階に行く。

そしたら、ツタンカーメンのマスクの部屋!
誰もが写真で見たことがあるであろう、あのツタンカーメンである。(これ

薄暗い中に黄金が輝いていて、一目見てゾクッとした。

しばらくその部屋でツタンカーメンのマスクを眺めた。

それから2階、1階と回ったが、解説がついているものは少なく
徐々にガイド付きの大集団があちらこちらにできてしまい
それを避けたり盗み聞きしたりしつつ、ざっと見て2時間。

全部で100部屋ほどあり、すべてをじっくり見るのは難しいけど
ストーリーを持ってるものはたくさんあるんだろうなぁ。
 


Posted 2007.01.09, 21:26 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

オンデマンドな地元のバス

1月3日

地球の歩き方曰く、357番のバスがピラミッド方面に行く。
ただ、357という数字がアラビア数字で書かれている。
行き先もアラビア語で書かれているのだが、とりあえず数字さえ読めればいい。

そうわかっていても、朝には見つけられなかった。
でも、アラビア数字を一瞬で読めるようにはなっていた。

博物館を見終えて、ピラミッドに行くため、またバス停に行く。
そしたら日本人カップルが同じことをしようとしていたので、話しながら待つ。
15分ほどして、来た!

ハイッと手を挙げて、止まってもらう。
乗り込んで2L.E.(約40円)を運転手に払い、切符を受け取る。
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そう、バスは始点と終点とだいたいの経路は決まってるみたいなのだが、
あとは乗りたい人がいれば乗せ、降りたい人がいれば降ろす方式なのだ。

手を挙げれば道路の真ん中でも、どの車線でも止まってくれる。
乗せたらドアが開いたままでも走り出すし、運転手は運転しながら精算してる。

信号はほとんど意味なくて、重要なところ(?)は警官が手旗信号。
たまに車線も意味なくて、車線の真ん中を走ったりしている。

ものすごい交通量なのに、これで成り立ってるのだから、すごいもんだ。

終点のピラミッド前まで行き、
帰りのバスもここで待ってるやつに乗ればいいと教えてくれた。
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帰るときは、乗車は楽だが、降りる場所が終点じゃない。
地図をジーッと見てどこを走っているのか確認しながら、不安でいっぱい。
渋滞でやたら時間がかかったが、博物館が見えたところで速攻降りた。
怖かった。。


Posted 2007.01.09, 21:40 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

ラクダでぼったくり?

1月3日

テクテクとピラミッドに向かって歩いていたら、呼び止められる。
連れて行かれたのはラクダ。

ラクダや馬でしか行けないところもあるので、
行ってもいいかなーと思いつつ、高すぎたらヤダなぁ・・と悩む。

結局、250L.E.と言われたのを200L.E.にしたところで諦める。
ガイドブック的な適当な額は50L.E.なはずなんだけど
なかなか交渉は難しい・・・。

おっさんと2人乗り。嬉しくない。
馬にすればよかったな~、走りたかったな~なんて思いつつ、
ラクダでテクテク、ゴミの山を抜けて、村を通り抜けて、砂漠。

このおっさん、44歳。名前は忘れた。
どうも私の名前は発音しにくいらしく、「アジザ」となった。
My Dearという意味の、よくある名前らしい。
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ピラミッドを遠くから見て、たくさんのピラミッドが並んだ姿を写真に収める。
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そして、来るときに通り抜けた村に戻り、
スフィンクスがよく見えるというところに連れていってもらったら、
「トリビアの泉」でやっていたスフィンクスの目の前のケンタッキーの、隣の店だった。

その店は土産物屋。
パピルス、水タバコ、香水の店で、パピルスの説明を聞かされたあと、
言葉巧みに一枚買わされてしまった。60USD。
まぁ、本物だからいいけどさ。
ニセモノはバナナの葉で作っていて、線の方向が一方向。そして丸めると折れる。
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さぁ、戻っておしまい、というところで、おっさんがチップを請求してきた。
最初に払ったお金でおしまいだって最初に念を押しておいたのに、これだよ。
普通は100ドルくらいくれるもんだとか何だ言ってきて、むかついた。
2時間半でそれはないだろっ!

結局は12ドル払ったのだが、それでもたぶん高い。
お金を使いすぎて、所持金が不足。。

このやりとりで心が疲れて、また一人でピラミッドを見上げたいと思った。

でも、入ろうとしたら、入場料を払えなかった。
USドルは受け取らないと言われ、
ものすごく悲しい気持ちでバス停へ向かった。

それでも諦められなくて、バス停近くのホテルで両替して、
またピラミッドへ向かった。
 


Posted 2007.01.09, 22:06 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

ピラミッド

1月3日

やっとチケット50L.E.(約千円)を買って、入場。
ピラミッドを見上げることができたのである。

なんか自分の足で歩いていることを、無性に嬉しく感じた。

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やっぱり間近で見ると、デカイ!!!
ふもとから見上げるとてっぺんが見えない。

メキシコやカンボジアのピラミッドを見たときは、よし登ろう!と思えたが、
このピラミッドは登る気が全く起きない。
それくらいデカイ。

見上げるだけで、その大きさを充分に感じることができた。

1つの石が背丈くらいあるのだから、登りたいと思えないのも無理ない。
登ると怒られるけどね。
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歩いていたら、また変なやつに
「俺は警備員だ、チケットを見せろ、こっちに来い!」と連れ回されかけたが、
お金の臭いがしてきたのでチケットを奪い返して逃げた。

どうも何も売らずにお金を奪おうとするヤツが多くて、気が滅入る。
物を売りつけてくるならまだしも、ただ騙し取ろうとするヤツが多い。

それから1時間近くゆっくり見て、
薄暗くなってきたところで、バス停に引き上げた。

エジプトに来た2番目の目的が終わる。
 
 


Posted 2007.01.09, 22:27 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

箸が転がっても楽しい?カイロの若者たち

1月3日

17時ごろにナイルストーリーの方と待ち合わせをしていて
昨晩に受け取れなかったチケットやらを受け取る。
ついでに最終日のフリータイムにお薦めの場所も聞いておく。

ピラミッド観光で疲れたので、今日は夕食をとっておしまいにしようと、再び外へ出る。
レストランを探したりなんだりするのが疲れていたので、ケンタッキー。
細かい選択肢はなくて、飲み物はコーラだけみたい。
注文はラクだ。

若者に人気のようで空席が少なく、後から来たカップルと相席となった。
見ていて、チャーハンみたいなサイドメニューがあることを知った。
肉はちぎって両手で食べていた。
イスラム教でも意外に普通の食べ方みたい。

さてホテルに戻ろうと外に出たとき、異常事態発生!

イスラムな格好の女の子に、突然名前を聞かれる。
男女混合10人くらいの若者に囲まれた!!

女の子たちがやたらテンション高くて、飲んでるのか?と疑うほど。
男の子で一人英語を話せる人がいて、彼曰く、彼女たちはクレイジー。
いや、そう言われても。。

キャッキャ言いながら、私の腕に絡んできたり、キスしてきたり、髪をなでてきたり。
踊ってって言ってきたり、みんなで手拍子を始めたり、
なんかよくわかんないけど、わたし、遊ばれてた・・・?

からかわれているのか、何かが珍しいのかわからなかったけど、
彼曰く、どうやったらこういう髪になるの?シャンプーは?だそうだ。

髪のせい??
サラサラが珍しいの?

彼も全部を訳してくれてないので、結局、原因不明。

君の行くところに俺たちも付いていく!と、
10人くらいテンション高いのが私を取り囲み、付いてきた。

集団スリかと思ったが、違う。何も取られていない。

ホテルが見えるところまで来たので、写真を撮らせてもらってメアド交換。
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彼らのケータイ、小さいけどカメラもちゃんと付いてるんだね。
なんで日本のケータイは大きいんだろう。

ホテルに戻って、シャワーを浴びて、何だったんだろう?とまた考える。
 
 


Posted 2007.01.09, 22:45 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

路線バス5時間

1月4日

いよいよバハレイヤオアシスに向かう日。
7時にバス乗り場まで連れてってくれるということで、5時に起きて準備。
6時半に部屋を出てエレベータを待つが来ず、階段もないし。
20分後にやっとフロントに降りられた・・・。

バス停は駅のようなキレイな所だった。深夜バスみたいなものか。
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早めにバスに乗って、乗ってくるお客さんを見ていたら
日本人が多いように思ったが、中国人・韓国人も多いようだった。
いずれにせよ、バスの半分くらいがアジア系だ。

少し走って停留所でまた人が乗ってきて、その後は高速道路をひた走る。
途中で何度か現地の人を乗せたり降ろしたりしていた。

2時間ほど走ったら、外の景色が砂漠っぽくなってきた。
途中で1回休憩を入れて、あとはまた砂漠に囲まれた道を走る。
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行きはいちばん前の席だったので後ろの様子はわからなかったのだが
帰りはけっこう後ろの席だったので、周りには席がない人がいっぱい。

指定席が取れなかった人や途中から乗ってきた人は、5時間ずっと席がない。
観光客はさすがに床に座っていたが、
現地の人たちは楽しそうにおしゃべりしながら、5時間過ごしていた。

ドラマみたいなのを流してくれていたが、アラビア語なのでわからなかった。
どうやら、悪いことして罰が当たって・・というドタバタ劇のよう。
それを見て現地の方々は大笑いしてた。
エジプト人って、大げさな動きとかしゃべりとか、好きそうだな。
 
 


Posted 2007.01.09, 23:03 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

Hot Spring

1月4日

International Hot Spring Hotel、楽しみにしていた場所だ。
ドイツ人が経営するホテルで、女主人は日本人。日本語と英語がOKなので安心。
オーナーさん、とても気さくで明るくて楽しい方だった。

砂漠ツアーは明日なので、夕食まで暇。

ホテルの裏にあるイギリスマウンテンに行き、村を一望する。
その昔、イギリス軍が駐屯していたというところで、山の上が平ら。
登ってみたら、黒くて薄い岩がたくさんあり、
きれいなわけでもなく、すごく人工的なわけでもなく、妙な感じ。
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見晴らしはすごい良くて、村とその向こうの砂漠まで見渡せた。
天気が良かったら、きれいかもしれない。
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まだまだ時間があったので、奥のほうまで歩いてみた。
車の轍があったり、ロバ(?)の足跡があったりしたので、
もしかしたら観光コースかもしれない。誰もいなかったけど。

山の向こう側まで行ってみようと思ったけど、広くて広くて、方向がわからなくなりそう。
帰り道がわからなくなったらヤバいので、30分ほどで切り上げておいた。
砂漠で迷ったら、確実に死ぬね。
 
ホテルの敷地内をうろうろして、
地面の奥深くから生えているヤシの木とか、ロバの写真を撮ったりしたが
どうやらホテル内は歩き尽くした気がして、村へ出たのであった。
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Posted 2007.01.09, 23:15 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.09

ノエルの家

1月4日

村では小さい子どもたちがみんな「アロー」と声をかけてきて、かわいい。
カメラを持って歩いているのだから、めずらしいのかな。
何かを言ってくる子もいたけど、アラビア語わからないっす。。
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とりあえず「アロー」はアラビア語で「もしもし」の意味らしい。
Helloって言ってるのかと思ってた。

ときおり陽が射すので、写真。
塀の花を撮っていたら、若いお嬢さんが Come in と言う。
中で写真を撮っていいって。
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それまで、写真を撮るたびにお金をせがまれてばかりだったので
お金が欲しいのかな?と疑う心も少しはあったけど、
断るのもなんなので、おそるおそる入る。

彼女の名前はノエル。
お母さん、山羊、鶏、アヒル、畑を紹介してくれて、
その後、寝室?リビング?みたいなところに通してくれた。
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おやつに落花生を出してくれ、
その後、男の子のお客さんも来て、ジュースを出してくれた。
彼は従兄弟ということで、砂漠ツアーのドライバーの仕事をしているということだ。
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英語を少し話せるのがノエルだけなので、
わたしは彼らが話すのを聞いてるだけ、もしくはお互い無言になったりした。
友だちからの写真を見せてくれて、電話番号をくれたりした。

そして、一緒に外に行こうと誘ってくれた。

そのとき17時ごろだったので、
18時にホテルに戻りたいとだけ言っておいて、彼女に付いて、おでかけ。

どこへ行くのかと思ったら、また今度は違う家に通される。こちらも従姉妹らしい。
豆やヒマワリの種などのおやつを出してくれた。
そして、お父さんやお婆さんを紹介してくれて、ごあいさつ。
指さし会話帳をホテルに置いてきてしまったことを、ちょっと悔やんだ。
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さてホテルに戻ろうということになって、急いで帰っていると、
ノエルが一所懸命何かを言っている。
何度も繰り返してもらったところ、夜も一緒に遊ぼうということだった。

ホテルのすぐ近くにあるノエルのうちまで戻ってきたら、
頭にスカーフを巻いてくれるということで、またおうちに通される。
もう暗くなって寒くなっていて、お父さんとお姉さんは毛布にくるまっていた。

そこで黒いスカーフを選んで持ってきてくれ、
ノエルに巻いてもらい、
夕食が終わったら絶対に来てね、と念を押されて、ホテルに戻った。
 
夕食にスカーフを巻いたまま行ったら、けっこう見られた。
そんな中、突然はっきりした日本語で、私は日本語のガイドです、と話しかけられた。
ツアー客を連れてきた日本語ガイドらしい。

夕食後、彼が私のテーブルにやってきて、いろいろおしゃべり。
結婚してないのか、なぜ彼氏がいないのかとか、そんなの。
彼のお客さんである日本人は、バリバリの大阪弁でよくしゃべる。
そちらともしゃべっていたら、ノエルとの約束の20時を過ぎてしまった。

約束が過ぎたのでちょっと焦って、急いでノエルのおうちに行く。

出迎えてくれ、お父さんとお母さんがいる、テレビのある部屋に通される。
今度は指さし会話帳を持っていったが、いまいち会話が弾まず、
お父さんの見ていたテレビで、どっきり番組が始まった。
アメリカの番組かな、よく見かけるやつ。

お父さんもノエルもこの番組が好きらしく、釘付け。
寒くなってきたので、一緒の毛布にくるまりながら、一緒にテレビを見て笑った。

22時になって、お別れ。
ノエルがしてくれた新しいスカーフの巻き方で部屋に戻り、自分で自分を撮影。

なんか、いっぱいありがとう。
暖かくしてくれて、出迎えてくれて、スカーフを巻いてくれて、ありがとう。

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Posted 2007.01.09, 23:39 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

白砂漠の奇岩

1月5日

ドアをノックする音で飛び起きたら、違う部屋だった。7時半、熟睡してた。
朝食が何時か聞くのを忘れていたので、朝の散歩がてら偵察。
まだ準備中だった。

陽が射しているので、写真を撮りにもう一度ブラックマウンテン。
上まで行ったら、フリースだけじゃ寒かった。
朝は動物たちが元気で、ロバや鶏の鳴き声が聞こえてくる。
朝から晩までクラクションが聞こえるカイロに比べたら、平和でいい。

10時、ムハンマドと会って、いざ砂漠ツアー!!

黒砂漠、クリスタルマウンテン、白砂漠をまわる。
ムハンマドはわたしの名前を発音できなくて、結局マギーという発音で落ち着いた。
だから、この日のわたしはマギー。

彼はけっこう無口。だから、お互い無口。
しゃべらない時間が長くて最初はやりにくくて、無口な自分を責める気持ちもあり。
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1時間ほど走って、黒砂漠。4000万年前のものらしい。
ジープでずんずん砂漠の中に入っていき、この山に登れば黒砂漠が見渡せると。
砂の足元で、急な勾配だったので怖いし疲れたが、見渡せた。
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少しまた走って、カフェテリアという名前の店に到着。ランチタイム。
ムハンマドがキッチンを借りて、ざっと料理してくれた。
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途中から彼は友だちとおしゃべりを始めてしまったので、私は外を散歩。
彼とあまり話せていないことに罪悪感を感じてしまい、
イライラしてきてしまったので、その気持ちを落ち着けたかった。

そろそろ出発するかなーと思って、またムハンマドのところに行くと
これからお祈りに行ってくるので5分待ってて、と言われる。

裏手の砂漠のほうを歩いていたら、ロバの白骨死体を見つけてしまった。
30分ほどして、エジプト人たちは戻ってきた。
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次はクリスタルマウンテン。
遠目から見て、どこがクリスタルなのか全然わからなかったが、近くで見てビックリ!
半透明な石がキラキラ輝いていた!良い天気でよかった~!
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そして次は白砂漠!?と思ったら、車の前方に見えるのがモニュメントバレーのよう。
だんだんとそこへ近づくと、フラワーストーンが見られる場所ということ。
不思議な形をした化石だ。
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ここも周囲の岩がかっこよかった。
ここではっきりわかったのは、わたしは奇岩好きってこと♪
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もうだいぶ周囲は白くなっていたところで、WHITE DESERTの看板。
そこからは砂漠の中を走る。

白砂漠だ!!!

ワクワクするような岩がいっぱいあり、その横を走る。
このエリアは広く、たくさん走って少しずつ岩の雰囲気が変わるが、どこもなかなかいい感じ♪
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16時に近くなってきて、陽が紅くなりかけていて、なかなかキレイ。
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たくさん写真を撮って、ムハンマドが入れてくれたシャーイ(紅茶)をいただく。
他のドライバーさんたちも集まってきて、ワイワイと楽しそう。
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途中でサンセットの写真を撮らせてあげると言われ、白砂漠を後にする。
ムハンマドがお祈りをしてから、出発。
あまりしゃべらないまま、でも空気は柔らかく、まっすぐな道をとばす。

だんだんと陽が落ち、最後あと少しというところで車を止めてくれた。
ムハンマドはまたお祈りをしていた。
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最後、やっぱりチップはいくらが適当なんだろう?と悩んでしまったが
当然ラクダのおやじよりはたくさんにした。
いつもいつも、チップは適当な金額がわからなくて困る。


Posted 2007.01.10, 00:19 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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2007.01.10

家族旅行と一人旅

1月5日

夕食の時間、ソファーに座るタイプのゆったりした雰囲気のレストラン。
日本人コーナーですよ~とオーナーさんが言っていたとおり、
近くのテーブルには、4人家族と1人旅の女性がいた。

ご家族のほうは、昨日着いてすぐに1泊2日の砂漠ツアーに行ってきたそうだ。
家族とかグループだと、1泊2日のツアーもしてくれるみたい。いいなぁ。
お子さん、上の子はしっかりしてて、下の子はうろちょろと元気いっぱいで楽しい。
女性一人の方はカイロ在住で週末の休みを使って来ているそうだ。

みなさんお酒を飲まれていたので、この旅で最初のアルコール。(最後でもある)
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レストランでは楽器演奏とダンスがあって、
ソファーでゆったりと見ることができて、たまに気楽に日本語でおしゃべりもできて、
とてもリラックスして過ごせた。

食べ終わってしばらくしゃべって20時半、
部屋に戻ってすぐに水着に着替え、温泉につかった。
 

1月6日

ご家族は帰りのバスも一緒ということで、それまでの時間の過ごし方も似ていた。
バスは15時だったので、10時ごろからメインストリートのほうへ観光。
歩ける範囲のポイントはいくつかしかないので、行く度に彼らと会った。
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子どもたちも現地の言葉や英語で少し現地の人としゃべったりしていて
とてもたくましく育っているんだなぁと、感心したし、羨ましかった。

観光を終えてホテルに戻り、まだ時間があったので、再度ブラックマウンテン。
そこへ行くという選択まで、このご家族と一緒だった(笑)

まだ時間があったので、ホテル内の公園で兄弟が遊んでいるところを眺める。
お兄ちゃんがちゃんと弟くんの面倒を見ていて、
二人とも楽しそうに遊んでて、その光景を見ているだけで、なんかいいなぁって。。
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こういう家族を見るとき、ちょっと前まで子ども目線だったのに、
今は親の目線も子どもの目線でも、両方の立場で見ている自分がいる。
そんなことに気付いた。

それまでずっと、どのガイドさんにもドライバーさんにも、
結婚してないのか?彼氏はいないのか?なぜなのか?と聞かれて、
辟易していたところなので、家族連れが羨ましかった。

帰りのバスも、路線バス。

彼らは宿泊ホテルが終点より手前だったらしく、
途中の道路で降ろしてもらってた。

現地の方々に混じって逞しく成長していく子どもたち、
子どもを連れてこういうスタイルの旅をできる親たち、すごい。かっこいい。

今までそんなことをぼんやり思ったことはあったけど、
目の前に、それを実現している家族がいた。

もし私に子どもができたら、こういうことしたい。
そんなことを思わせてくれる家族だった。
 


Posted 2007.01.10, 00:55 by meg and filed in 2007.01: エジプト&ロシア
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