ファイルのバージョン管理を行なうもの
プログラム開発などで変更箇所のチェックなどを行なうために使用する
管理したいディレクトリにある"CVS"というディレクトリに
管理するファイル名と"CVSROOT"ディレクトリ(リポジトリと呼ぶ)の場所が書いてある
リポジトリには上記の"CVS"ディレクトリ単位でまとめて
ファイル変更履歴のデータが入っている
どこかに"CVSROOT"という名前のディレクトリを作り
環境変数CVSROOTに"CVSROOT"ディレクトリへのパスを設定する
そして"cvs init"を行なうことで初期設定を行なう
~/CVSROOT に作る場合の例
> setenv CVSROOT ~/CVSROOT (tcshの場合) > mkdir ~/CVSROOT > cd ~/CVSROOT > cvs init
CVSで管理したいディレクトリ(モジュールと呼ぶ)ごとに importを行う
レポジトリ内にそのモジュールの変更履歴を保存する場所を作る
"cvs import モジュール名 ベンダータグ リリースタグ"というコマンドである
管理対象のディレクトリを"DIR",モジュール名を"NAME",ベンダータグを"MERA",リリースタグは最初なので"1_0"とした例を示す
> cd DIR > cvs import NAME MERA 1_0 (エディタが開くのでメッセージを残しとく)
モジュールをレポジトリから取ってくる
> cvs co NAME (co は checkout でも同じ)
プログラムやら文章やら編集作業を行なう
編集したら変更箇所をレポジトリに登録する
> cd DIR > cvs commit (エディタが開くのでログを残しておく)
複数の人やマシンで作業したら,いろんな人が1つのレポジトリに登録する
その複数の作業をまとめた最新のファイルを入手する
> cd DIR > cvs update
特定の日付のものとの差分を表示する
> cd DIR > cvs -diff -u -D "2002-06-16"
> cvs add ファイル名 (プレインテキストの場合) > cvs add -kb ファイル名 (バイナリファイルの場合) 以上のように追加してから反映させる > cvs commit
> cvs rm -f ファイル名 以上のようにして削除してから反映させる > cvs commit